第36話 またね


 フワリ、フワリ、フワリ、フワリ、



 空から帽子が落ちてくる。


 オレンジ色のおしゃれな帽子。



 フワリ、フワリ、フワリ、フワリ、




 着陸したのはクローバーの丘。




かいぞうさ「あれ・・・?」


 クローバーの丘の害虫駆除をしていたかいぞうさが、すぐに気が付く。


かいぞうさ「これは・・・クーたんの帽子・・・だよな。」


 かいぞうさがヒョイっとその帽子を拾うと・・・。


かいぞうさ「あら、珍しい。今年は初めて見るな。」


 オレンジ色のおしゃれな帽子の中には四つ葉のクローバーが一枚入りこんでいた。


かいぞうさ「今日も、良い日になりそうだな、クーたん。」


 スッとオレンジのおしゃれな帽子をかぶり、かいぞうさは空を見上げながらつぶやいた。















まだそんなには遠くない宇宙・・・。





「負けるもんかー!」




一羽のウサギが黒い自転車で、宇宙を走っている姿があった。






星のクーたん   完














とおくとおくにはなれていても



だいすきなやまで



だいすきなおにぎりをたべながら



だいすきなともだちと



たわいのないおはなしをするゆめをよくみます






「また、きっとあえるね。」




「また、きっと会えるさ。」






ジェニュイン黒田

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

星のクーたん ジェニュイン黒田 @genuine

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ