第6話 星の秘密
「何故・・・ステラ?」
ニュークスはエクナに理由を訪ねた。
「ステラには恒星、星の意味があります。この子には・・・”輝き”を持って生きて欲しいですから」
エクナはステラに微笑みながらそう伝えた。ニュークスは意味を理解したのか白衣から名刺を取り出した。それを部屋の隅にある機会にかけ、取り出すと、ネームホルダーに名刺を入れてステラの首にかけた。
「はい。これで今日から貴方はステラ。ステラ・アイベルンよ」
ニュークスのかけた名刺を見るとステラはエクナに抱きついた。
「ありがとう!私の・・・私の名前!」
ステラはエクナに抱きついたまま笑顔でエクナにお礼を言った。
しかしエクナはある事が気になった
「どういたしまして。ところで・・・ステラは何歳?」
ステラの年齢だ。
確かにある程度成長しているため、何才かわからない。というか身長ならエクナより高かった。見た目年齢は10代の少女なのだが。
「・・・16歳だよ。彼女は16歳でロールアウト、20カ国語を話し、数学等の教養値も高い。人間から見れば天才になるんじゃないかな」
修は笑顔でエクナ達に説明した。
エクナは目を点にしながら話を聞いていた。確かに被検体である以上スペックは高いことは分かる。だがそのスペックはエクナ達の想像を遥かに超えていた。
「恐らくまだ”力”は覚醒していません。問題はそこですね。覚醒の条件も確立していませんし、どうにも・・・」
修はセブンスシリーズの能力覚醒条件を探っているらしい。確かにステラもセブンスシリーズである。しかしこの優しげな少女に能力があるとは思えないが・・・
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