応援コメント

第19話「ヒキコモリ宇宙船」」への応援コメント

  •  肉体情報を精神という形で圧縮した場合、例えばそれは3Dを2Dのように次元を繰り下げることに等しいのでしょうか。だとしたら運用のためのコスパがかなり良くて、宇宙船の中に宇宙を作れるくらいなのだから、凄いものです。UFOが円盤なのも、その中に多くの情報が詰まっているのかも……とか想像させられました。
     その上、自分たちもまたその世界の住人なのだから、感覚的には何ら違和感がないのでしょうね。移住者にとっては、寧ろ楽園に近いという。
     気になるのは、もしも仮想世界を誰かが管理できたとしたら、外側から楽園を地獄に塗り替えて遊ぶこともできるだろうな、ということ。またもうひとつ、もし仮に仮想世界内で子どもを作ることが出来たとしたら、地球人が地球を捨てたように、彼らはきっと仮想世界が当たり前であるがからこそ、つまらないと思うのに違いありません。
     妄想が止まらなくなるくらい、楽しく読ませて頂きました!

    作者からの返信

    >八田部礼佑さん
     コメントありがとうございます。
     仮想世界の中では、人間の五感でとらえられないもの(たとえば分子や原子)はシミュレートする必要がありません。脳だけは神経細胞を一つ一つシミュレートしていますが、それ以外は大まかな内臓の働きしか再現されていない、という感じですよね。
     痛みや老化のようなものは切り捨てられるので、仮想世界で育った人間にとっては、物質世界はとても窮屈で不快なものと思います。
     仮想世界ものでは、たいてい「仮想世界はやっぱりだめだ。現実に戻ろう」的な結論出すことが多いですが、それは技術力が足りなくて理想の仮想世界を作れないだけであって、本当に仮想世界の是非を問いたかったら理想的な仮想世界を作ったうえでやらないと駄目だと思うんです。

  • 全能な仮想現実は素晴らしいですね。
    ですが、少なくとも僕たち地球が所属する物理法則に縛られた宇宙で普及させようとしても、どこかに代償としてマイナスの側面(コスト)が発生するような気がします。

    物理法則による縛りの無い宇宙に行って仮想現実を楽しめばマイナス面は発生しないかもしれませんが、そちら側の宇宙には僕たちの記憶データすら存在出来ず消滅してしまう気がします。

    それでは仮想現実を楽しんでいる異星人はと言うと、近い未来各々におとずれる残酷な結末というマイナス面を仮染めの楽園でひた隠しににされ気がついていないだけの様な気がします。
    物理法則に反し楽園で美味しい思いをしてきた彼ら異星人達には案外それに見合うような5億年ボタンのような結末とかがあったりするかもしれませんね。

    作者からの返信

    なぜ「マイナスの側面が発生する」のかわからないので、ちょっとコメントが難しいですが……。
    仮想現実を批判的に扱った作品で「食べる喜びがない(レディ・プレイヤー・ワン)」だの、「メモリ量が足りなくて、窮屈な管理社会になる(楽園追放)」などという、ピントを外した批判をしているのが、不満です。それは単なる性能不足、技術力不足であって、仮想現実の本質的問題点ではない。理想的な仮想現実があったとして、それでも否定できるのか、という話がやりたいです。

  • うっ、これ以上読むと僕は新作を書けなくなってしまう。
    読みやめよう。
    って前もそんなこと言った気がする。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。