第284話久方のあまのかはらの

久方の

   あまのかはらの

          わたしもり

               君わたりなば

                     かぢかくしてよ


                       よみびと知らず 古今174


天の川の渡し守 あの方が渡って来られたなら その舵を隠してください。


ずっと待ち続けた織女星だろうか、彦星を帰したくない、そんな純な思いにあふれた歌。

星空のキラキラとした透明感と、キュンとなる恋心を感じる。


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