第14話冬の空

荒れ暮らす

     冬の空かな

          かきくもり

               みぞれよこぎる

                       風きほひつつ



                             「正治初度百首」


冬の空は 一面 大荒れ


そのまま 日も暮れていく


みぞれを含んだ冷たい風が


競うように 横ざまに吹く



※今日は一日中 みぞれまじりの冷たい風が吹いた。

 冷たい風どうしが、争うかのように横降り。

 空も一面暗かったし、そのまま暮れていく。


これも、冬の嵐の叙景歌として、好きです。

ただ、叙景歌としては、いいけれど

心の中を詠んだのなら、辛すぎる。



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