第12話心の花の色にまかせて
さりともと
まちし月日ぞ
移り行く
心の花の
色にまかせて
新古今1328
いつかはと 待ち続けた月日は 移りすぎていく
あの人の 心の花の色が あせゆくままに
※本歌は小野小町
色見えで うつろふものは 世の中の 人の心の 花にぞ ありける
(色がないのにあせるのは、人の心という花)
心 そのままを つぶやいている
今 よみかえしても 心にしみてくる
人が人を待つ心は 変わらない
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