第6話 教導母艦ダイダラ編入 後編

グレンダに案内され、人気のない通路を進みたどり着いたのは

環境ではなく教室のような部屋だった。


教壇には、教官の証である青い軍服を着たピンク髪の20代女性が

立って虎太郎を待っていた。


グレンダと共にピンク髪の教官に敬礼する虎太郎。

「赤城虎太郎、本日よりこの艦に配属されました。」

と自己紹介する。


「問題児の皆さん、新しい仲間を紹介します。」

教官が答礼をして教室内にいる4人の男女を見回す。


その声は透き通って美しかった。

「私がこの艦の艦長で教官のフランシスカ・八雲ふらんしすか・やくもです。」

虎太郎に笑顔で自己紹介するフランシスカ教官。


そのエネルギー波を浴びた、虎太郎の緊張が解ける。

後にこれが艦長の持つ親和の力と言う事を知る。


ダイダラに属するオモイビトは教官を含めて7人。


眼鏡をかけた金髪の小柄な美少年、高山エドたかやまえど

サッカーが得意でアニメ好き、女子のような声だが男。

「初めまして、よろしく虎太郎君♪」

明るく挨拶して来るエドに明るく応じる。


「・・・・・・虎太郎!!お前のせいで俺まで!!」

と泣いているのは眼鏡二人目のヘルマン、虎太郎の起こした事件の

巻き添えである。


女子生徒は、グレンダの他にオレンジのバンダナを巻いた褐色のラテン系な

明るい美少女の喜屋武ラナきゃん・らな


黒髪を海老テールにした、頬にそばかすのある眼鏡美少女な

アン・モンゴメリが自己紹介をしてくる。


虎太郎は仲間達が問題児には見えなかったが、それが間違いであった事

を後に知る事になる。


これが彼らダイダラ小隊の出会いであった。






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