第2話 実機を手に入れろ!!前編
課題をクリアした虎太郎は早速トックミオーのデータを使い
ゲーム感覚でシミュレーターを動かしてみる。
シミュレーターは格闘ゲームのように他の生徒のデータと対戦できる。
赤い力士風のトックミオーの対戦相手は、白い女性的なフォルムの機体。
対戦相手の名前はオルトリンデ、銃剣突きライフルと長剣で武装している。
ステージは砂漠ステージ、互いの機体のHPゲージが表示される。
先手はオルトリンデが取った。
当然のように銃撃をしてくるが、トックミオーは耐える。
体型は力士風だが胴体は鎧武者風で両肩には大袖、腰周りには佩盾と
装甲は固く銃弾は受け流しやすい。
耐えたトックミオーは背中のブースターを噴かして、突っ込む。
オルトリンデは、トックミオーの体当たりを受ける。
激しい衝突音が響くが、トックミオーの反撃は終わらない。
ぶちかましは間合いを詰める為、本命は金棒のような突起の付いた両腕で
オルトリンデをがっしりと抱き絞める。
さば折りでミシミシと絞めるが、オルトリンデもやられっぱなしではない。
ヘッドパーツから出たビームを、トックミオーも避けられず被弾!!
弾き飛ばされ絞め技を解いてしまった、トックミオー。
胴体損傷のオルトリンデ、頭部被弾のトックミオー。
タイムアップと、ゲージの判定で辛くもトックミオーが勝利を得た。
「・・・・・・だあ!!、相手の首取れんかった!!」
悔しがる虎太郎、ちなみにオルトリンデはプレイヤーが操縦していないNPC
であったオルトリンデのパイロットと出会うのはこの後である。
引き続き付き合っていたヘルマンが
「やはり、飛び道具を装備すべきだと思うぞ。」
と苦言を呈する、虎太郎は
「ほうじゃのう、種子島ば付けるかのう!!」
と考える、因みに種子島とは日立国にある種子島コーポと言う企業の商品である。
そんな虎太郎にヘルマンは、トックミオーにこっそり付けておくかと考えた。
「まずはオモイカネを手に入れんと、どう取るかのう?」
虎太郎は物騒な事を考えていた、実機は2年からとカリキュラムで決まっている。
「おい、校則違反だぞ!!」
ヘルマンが慌てる、こいつやばい国盗りしそう!!島津イズム?
赤城虎太郎は鹿児島県からの移民の一族、宇宙に渡った島津兵子の末裔であった!!
そんな中、警報が鳴り響きスピーカーから
「ヒルコ人がオモイカネ保管庫を襲撃!!直ちに迎撃体勢に入る!!」
と放送が流れる。
虎太郎にチャンスが訪れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます