夜を行く
夜を行く
暗いのに明るい夜道を
ヘッドライトに目をやかれ
そこかしこにある街灯やビルの明かりに照らされて
人ごみにまぎれて夜を行く
夜を行く
暗い暗い夜道を
闇夜に沈む田んぼから
闇をより深くした木立の陰から
生き物の声が静かに響いてくる
明かりのない足元がおぼつかないまま夜を行く
どちらも同じ夜なのに
明るさも、喧しさも違いすぎる
明るいところから暗いところへ帰る道
その差に目が眩む
夜を行く
眩んだ目を凝らして
明るくても 暗くても
どちらの道もあるけるように
目をじっと凝らして
夜を行く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます