次回予告(2話


予告



 来週の『スタイリッシュ日本昔話アクション』!!


 * * *


 浜辺で子供にいじめられていた亀を助けた浦島太郎は、お礼として海底に沈む都市『リュウグウ』へと招待される。

 しかし、そこは無法モノの集まる地獄の釜だった。

 襲いかかる深きモノどもの攻撃をかいくぐり逃げ込んだ先は、底辺の街を統べる姫の住む城『竜宮城』。

 寂れ朽ちた古城に住む乙姫は、浦島太郎を追い出すために気丈な振る舞いをするが、強がりを浦島太郎に見破られ、過去を語る。

 かつての広く美しい海を求める、ただただ純真なその思いは、過去の革命によってでっちあげられた罪に縛り付けられ、暗闇へと幽閉される。

 この海の底に、もう二度と光は届かないのか。

 絶望と諦念の澱に沈む乙姫に、差し伸べる手がひとつ。


「お前は、この腐った海流セカイに流されているに過ぎない。そのままでいるか、それともあがくか? 決めるのはお前だ」


 浦島太郎の言葉に、乙姫は淀み腐った水圧の檻からの脱出を決意する。


 次回『浦島太郎〜裏切りの乙姫〜』


 ――混沌漂う水底に、一筋の光が差し込む。

 

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