第6話生き残り



「そう!イリちゃんには仲良くしてもらったんだー」

へー


アリアはイリが魔法石の番人をしていた時の仲間の妹らしい

のほほーんとした顔、しゃべり方

髪もピンクだしいかにも頭の中ピンク色…


痛っいっ!!


「アリアちゃんのこと悪く言うと怒るよ?」


ごっめんなさーい

痛っいっ!!


「…」

ごめんなさいです


もう一人は悠

俺と似た感じでバグ倒しをやっているらしい


「魔法石集め…なんか楽しそうだな」


2年でお前らの魔法石合わせても5個だぞ!

ってそういえば魔法石って何個あるんだ?イリ


「13個…」

いや無理無理無理


「まあ仲間も増えたしいいじゃん!」

「そうそう悠の言うとおりだよ!」


ああ俺の所にもアリアみたいなやつが来たら良かったのになぁ


「なんかいったか?」

なんでもございませんですますはい


「というわけで」

「俺と竜と悠とアリアちゃんで何とか全部集められる気がする」


まあ透明になれるアリア

空を飛べる悠


俺らより戦闘力高そうだもんな


もう何とかしてⅹを倒せそうな気もする

「お前はⅹの恐ろしさを知らない」


そこまでのやつには見えなかったけど…

「能力持ったやつ13人相手に1人で勝ったんだぞ」

「しかもあいつはゴリラ…怪力を持っている」


「このままじゃどうあがいたって勝てない」


まあそっかぁ


「ギジイジイ~~~グギギ」

「はなしてるひまなし!!」

「行くぞ!!」






いや~

みんなつよっ!!


1分かかってないぞ!?

変な虫倒すのに


これはいわゆる



チートだ!!




今日一日の仕事量

8体


すげぇ!


現実に戻ってパソコンに向かって叫んでいる


この世にもう一人

いるんだな

悠が


ネットすげぇ!


「何一人で盛り上がってんだよ」

「キモいぞ」


そういうこと無表情で言うなよ

「明日もまた仕事だからな!!」


そういえばこれただ働きだ!!

「うるさいぞ!?」


はいはい

「明日はちょっと早いぞ」

え?


ああわかった





朝早いって言われたから寝ていないのだが…


朝の9時って早いか?

「勝手に起きてたのはお前だろ?」

「俺はいつもより早いといっただけだぞ?」


そういえよ


ま、あと3分で9時だからいいけど

「よくお前、あれからずっとゲームできるな」


別にいいだろ!

ところでなんで今日ははやいんだ?


「みんなでそう決めたからだ」

は~?!

ふざけんなよ!


「結果一緒だろ?」

「お前いつも30分しか寝てないんだから」


その30分は大事な30分だ!


「もう9時だし行くぞ~」

はいはい


「ん?」

どうした?

「はいれない!」


まじ!?


「アリアちゃんたちに連絡とる!」


メアド交換しといてよかったな

こんな感じで使うとはな


「向こうも入れないらしいぞ!!」

なーにー!?


「俺らで会いに行こう!」

来てもらえないのか?

こっちに


「あぁん?」

頼むからよ!

「だからヒキニートっていうんだろ?」


…。

…。

…。

「睨むなって」

「もう言わないから」

「いわない」

「絶対」









45分待ってるんだけど?

「もうすぐ来るらしいから」


ピーンポーン~


「ほら来た」


「おはよー!」

「失礼をしまーす」

悠、失礼はするな


「アリアちゃんおはよう!」

なんでみんな軽いんだよ


「お前の能力で原因みりゃあいいからだろ?」

ふざけんな!


しゃーねーからやるけどよ


うおーーーーー!!!!!

見えろ―――――――!!!!!

わー―――――――!!!!!

はー――――――――!!!!!!


「前もこうやったの?」

「なんかキモいよ?」

「アリアちゃんナイス!」


「うまくいかな気しかしないな」


うるせえ!

くそおーーーーーー!!


「そもそも、やり方違うし!」

いやそれ早く言えよ


「なんか言葉を決めるんだよ」

「例えば俺はモードチェンジ!だろ?」

「そんな感じ」


「アリアちゃんは?」

「え?私は…」

「ネギま!」

まじ!?


悠は?

「すなぎも!」

お前ら何なの!?


はやり!?


「お前はどうするんだよ」

じゃあ

見えろ――――!!!!!

にする


「ダサいよ?」

「俺もそう思う」

お前らのほうがダサいぞ?


うし!

じゃあ早速!


見えろ――――!!!!!

おおお!

できた!



システムごと乗っ取るバグだったみたいだな

そいつを倒せば!!



「簡単にはいかねえよ?」

ん?

なんで?


「システムも乗っ取られてるってことは」

向こうの干渉を無視できる能力がいる

ってことか?

「大正解」


「あるね一つ方法」

「悠の言うとうり」


「百獣の王ライオン」


なんだそれ!

「知らないの?」


アリアにすら馬鹿にされた感…


「すべての動物をつかさどるもの」

すべての動物をつかさどるもの…


「しかもこっちの世界にある」


おおおおおおお!!!

そうと決まれば!

探そう!!


「よし!みんなで探そう!」

「ところでお前は未来予知でどこにあるか見れないのか?」


さすがに無理

「使えなっ」

ひどっ


「気を取り直して」

「レッツゴー!」


「竜、お前のスマホとこのパソコンつなげ!」

え?おお


つないだけど?

ってうわぁ!


イリがスマホの中に!!

こうやってはいるの!?


「アリアちゃんはもうはいってるね」


「準備OKだな!」


目星はついてるのかよ

「そのうち場所が見えるようになると思うからそれまで気合いだ!」

「うん!楽しそうだね!」

「そうだな!」


なんでお前らそんなにお気楽なんだよ


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る