第7話百獣の王


も…もう無理

「貧弱だなぁ」

「さすがヒキニート」


だからそれはやめろ


「ふぁーい」


「見つからんな…」

「そーだねー」


おっとり系はいいんだがもう少し真剣にやれ


「「ふぁーい」」

見事な悠とアリアのハモリ


なにそれはやってんの!?


というかもう1時間探し回ってるんだけど!!

こんなんムリゲーにもほどがある…


「ライオンさーんでーてーきーてー」

アリア、それで出てきたら俺らは困ってねえよ?


「いっそのこと能力発動して空から…」

周りからどんな目で見られると思う!?

ダメ、ゼッタイ


はー能力を見つける能力とかないかな

「それ無いだろ?」

分かってるけどよ…



とりあえずコンビニでもよろーぜー

「どこの高校生のノリだよ」

「一応社会人だぞ?無職だけど」


うるせぇ!!!!

ほっとけ!!


てれれれれれーれてれれれれー

軽ーい入店音が腹立つ


「イライラしててもしょうがないよ?がんばろ?」

「アリアの言うとーり!」


はいはいはいはいはい


「お前焼き鳥弁当か?共食いだぞ?」

…。

…。

うるせぇ


悠は何食ってんだ?

「塩むすびとフランクフルトとサンドイッチ3こ…」

多くねえか?

すでにフランクフルト無いし


「あっあとオムライスと竜田揚げ」

まだあんのかよ


イリ、アリア

お前らはなに食うんだ?


「普段はゲーム内の食べ物を食べてるよ?」

「でも今日は仕方ないから充電とデータを食うことになるだろう」


お願いですからやーめーてー!!!!!!



ちょ…頭が

「しゃあ!!この時を待ってた!」

「なにかみえたか?」

「なにかみえた?」


!!

このコンビニの裏の駐車場!!


「まじ!?」


そうと決まれば探すぞ!




「黄色い宝石見つけたよー」


それだ!!


じゃあみんなで一緒にやろう!!

試練!!


ってうわっーーー!!




いっつぅ…

おい!

みんなだいじょぶか!?

「アリアは大丈夫だよ」

「俺も大丈夫」


悠?

悠は?


「なに?」


いたのかよ!

周り真っ黄色だしもう何が何だか…


「これから試練を始める!!」

え?いきなり?

「俺を探せ!!」


今日はやけに探し物をする日だな…


「おい!」

なんだよイリ

「未来予知」


わかったよ


見えろ―――――――――!!!!!!




わかった!!

これだよこれ


ここがそのライオンの中なんだよ!


「「「え~~~~!!!!」」」

予想のとうり三人ではもる


「ということはクリア?」


そうだね


「癪に障るがクリアだな」

おっライオン


「仕方がない力を貸そう」


なんかちょろかったな


「ああん?」

なんでもございませんです





「任務完了!」

戻れたな

とりあえず家に帰るか…





よし!早速!

「ライオンさん力をかしてください」


うおお!!




入れた…はいいが

「カオス状態だな」

「そーだねー」

「うん」


で?肝心のバグは?

「後ろだよ」


ん?

しょぼそうなやつ

なんか虫っぽいような感じで

人間サイズ

紫と緑の毒々しい色



ただの虫じゃん

「はやくたおそ?」

「そうだねアリアちゃん」



一斉攻撃だ!!

ミスんなよ?



「「「おらーーーー!!!!!!!」」」

おらーーー!!!!!!!


しゅう~~




ハイ秒殺!

「弱かったね!」

アリア?笑顔が怖え

「そうだね」

悠?だからといって真顔はだめだから


よし!これで一件落着だね!

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