第3話試練

どこだよここ…

まわり見渡す限りの赤赤赤赤

何すりゃいいんだよ



スッ



まさかバグ!?

俺武器なんて持ってねーよ!

おわった~~


「よう」

だれ!?


振り向くとそこには巨大なワシがいた

しゃべった!!

声からして相当な爺さんだな

「随分と失礼な奴だな。これから能力を与えようとしている俺に対して」

あっすいません


「まあいい」

「だがお前の場合、能力自体の話からしなければならなそうだな」


何も知らなくてごめんなさい


「気にするなよ」

「能力にはそれぞれに形がある。それが魔法石。ちなみに俺の能力は未来予知だ」

「魔法石 それがいつもなら1つに集められているはずだった」


盗まれたんだな


「正解だ」

おお!RPGでよくある設定じゃん!!


「緊急事態なんだ」

「というわけで俺を倒せ!」

どういうわけだよ

ってまじ!?

だから俺は武器持ってないって!


うわっ

「まったはなしだ!」

やべ、素手でいくしかないな


でもさすがワシ

速い

しかも、攻撃力たけぇ

まてまてこういうときほど落ち着いて…

1番目は上から

2番目は左

3番は右

4番は上

ってことは次左!?

こうなったら左にパンチ連打!!


「そんなもの通用するか!」

片手で(羽)で俺のパンチが受け止められた!


「だが、俺の動きをよんだことは褒めてやる」

「忘れるな、どんな奴でも癖がある。それを考え、導くそれが一番大切だ。」


忘れねえよワシの爺さん


俺は体が浮くような感覚になり、いつの間にか現実(?)に戻っていた


イリ~俺になんか話すことあるよな?


…イリ?

どこ行ったんだよ

イリ??


嫌な予感しかしないんだが…


そういや俺未来予知できるんだよな

そこからヒントを!!


見えてくれ~!!!!

見えろ~!!!!

うお~!!!!!



無理!!!

どうすんだよこれ


ぐっ!!

あ…頭が…



「ぐっ…」

イリ!!


「ゲームオーバーだ。カメレオン」

誰だよ!!


「キャ~!!!!!」

まずい!!

イリ~!!!!!


はぁはぁはぁ…

見えた…

はっきり…


イリが死ぬ!?

くそっ!

どこだよ

あれはどれくらい先の未来なんだよ!


え~っと

落ち着け俺


ホールみたいで

暗くて

おそらく声が届かないほど密閉されている

そしてそこまで遠くないところ…


っつったってここ森の中だぞ!?

どこにそんなスペースが…


まさか地下!?

俺の武器が散乱してる…

魔法石に吸い込まれたとき落としたんだな

しっかしどれを使えば…

ボムクラッシャーは爆発するんだよな

それなら地面が掘れる!!


しゃあ!!

待ってろ!

今助けに行ってやる!!


で、どこ掘る?


とりあえず真下からだ!!

間に合え!!

神様!!!

いるならどうか…

イリを助けてくれ…

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