第二話 いきなりですか?

[あらすじ]結衣が初恋の人に会いたいらしい中、転校生が二人やってきた。


転校生の中の一人には、嵐の中にぶつかった初恋の人がいた。

「では、二人とも自己紹介を」

「えーっと、僕の名前は宅地 雫!仲良くしてくれたら嬉しいな、宜しくね!」

雫(初恋の人)はイケメンオーラを輝かせながら挨拶をする

「はぁ、俺の名は…秋坂 劉、宜しくな」

めんどくさそうに劉は挨拶をするが女子たちは食いついた。

「じゃ、二人とも空いてる席に座って」

先生がそう言うと二人は私を挟むように両隣に座ってきた。もちろん私は緊張でほぼ死んじゃってます。

「…もしかして嵐の時にぶつかった子?」

「ひゃ、ひゃい!!!!」

宅地さんは私の耳元でこっそりと言ってくれたのにもかかわらず、私は大声で返事をしてしまう。更には噛むというとんだ大失敗…。私は恥ずかしくなり思わず立ち上がり教室から飛び出すように逃げだす。

「…はぁ、だりぃな」関係のないはずの秋坂さんが教室から走り出して私を追ってきた。

私は保健室に入り込みバレバレであろうにカーテンの裏に隠れる。

「こ、怖いひと…」「結衣だっけ?バレバレなとこに隠れてんじゃねぇよ、ん?」

震え声と赤面をした私をすぐに秋坂さんは見つけてしまった。秋坂さんは私に後ろは窓だが壁ドンをしてあごくいをした。

「や、やめてください…」「やめるわけねーじゃん、異性と二人きりとかさ?見知らぬ女だろうが手ぐらい出すわな」

秋坂さんは私をベットに移動させて太ももに手をするりと入れた。

「っ…な、何して…」「感じさせようとしてんの、分からねぇ?」

「分かるわけ無いですっ…やめてくださっい!」「っいってぇな…」

私は足で秋坂さんの顔を蹴り、ベットから離れると保健室を出て教室へと走っていく。

秋坂さんは顔を抑えながらベットに横になった。

「なにやってんのあの人っ…女子にいきなり…」 私は呟きながら廊下を歩き

「上手く行かねぇな…」ぽつりと俺はつぶやく


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恋をすればいつもの世界とは違う世界 カイン @cain

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