第3話 時雨について

これまたアバウトなタイトルですね。


私の作品に、もしかしたら疑問に思われた方がいらっしゃるかもしれません。

『何故時雨でなければいけなかったのか?』


もちろん、彼女は一部界隈でも有名なヤンデレ設定ガール。

ヤンデレ設定にしてもおかしくないキャラクターです。


そのヤンデレ設定に魅かれた事も理由の内ですが、

私は”そう思われる理由”が何か知りたいと考えていました。


以下の考察は私の妄想ですが、

共感される方は・・いつか私とお酒を飲みましょう。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


駆逐艦時雨。

卑屈にさえ見える謙虚さを持つ女の子。


私があの子とブラウザで過ごす間に感じたこは、

『自分がいなくても世界は回り、自分でなくともみんな幸せ』

彼女の言葉、姿勢にはこの言葉しか浮かばない。

それこそ、私が妄想的に時雨へ共感する点。


もちろん、あの大天使時雨ちゃんの口からこんな言葉が出たら。

「そんなことないよ時雨ちゃん好き好き!可愛い!拙者のそばに居て!」

と言い、頬ずりすることだろう。

世の男共は見放さない。


だが、

彼女が彼女自身の魅力をコンプレックスと見ていたらどうだろう。


”自分が少なからず容姿が良いから、性能が良いから好かれている。”

”自分自身ではなく、駆逐艦時雨として愛されている。”


”もし時雨としての自分でなくなったら、自分には何の価値も無い。”

”期待してはいけない。どんな言葉も自分に向けられた言葉ではない。”

”みんなは駆逐艦としての時雨が好きで、自分自身は何の関係も無い。”


だからこそ、あそこまで卑屈に謙遜する。

私には、彼女がそう思っているようでならない。

そして彼女が多くの作品でヤンデレ扱いされる要因はきっと

このコンプレックスが生む負の感情から発する。


”こんな自分が駆逐艦時雨である理由はなんだったのだろうか。”

”私でなくても成り立つものじゃないだろうか。”


”自分が自分である理由はどこにあるのだろうか。”

”考えれば考えるほど、自分がなくなっていく。”

”何も見つけられぬまま、ただ人は自分を時雨と慕う。”


”自分が自分である理由も分からないのに、そこに生まれた事実。”

”何も見出せず、苦しむぐらいならいっそのこと。”

”この世界に生まれた絶対的な理由が欲しい。”


”そう、愛という素敵なもの”


”だから、誰かに「自分が必要だ」と思われたい。”

”何を捨てても、何を差し出しても。”

”絶対的に揺るがない愛が欲しい。”

”自分が時雨でなくなっても決して揺るがない、愛が欲しい。”


彼女がもし、そう考えていたなら、

それは十分なヤンデレ設定ではないだろうか。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


こりゃあかん思考ですね(すっとぼけ)

そりゃぁ病みます。


そしてこれが作中時雨の持つヤンデレ観設定であり、

時雨の持つ人格だと思っています。


※もちろん、これは私の個人の妄想であり、

 時雨のヤンデレ設定は人それぞれ違う見解があると思います。

 反論のある方は是非コメントでヤンデレ談義を咲かせましょう。

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