第2話 黒い雨という作品について

かなりアバウトなタイトルですね。

まぁいいでしょう。


タイトルといえば・・

この作品のタイトルについてお話しましょう。


タイトルの『黒い雨』は、正直私にも分かりません。直感的に選んだものです。

・ヤンデレな時雨ちゃんを例えた比喩だった。

・ホラーっぽくていい感じの響きだった。

色々要因はありますが、どれも一致しないものばかりです。

(某小説のタイトルについては私自身自覚がなく、

 知らずにパクって可能性もあります。)


ですが、後々から自分で作ったモノを見て感じるたことは・・


”時雨の心に降り続けるコンプレックス。”

”空から降る雨のように、どうすることもできないもの。”

”どんな綺麗な意思・言葉でも黒く染めてしまう。黒い雨。”


きっとこの表現が一番素敵だと思います。



そして私が黒い雨いちご味を作った理由も、実は曖昧です。

・人を笑わせるものを作りたかったから。

・自分で笑うものが作りたかったから。

・飽きやすい性格だから別のジャンルを・・

どれも答えで、答えではありません。


これも、後々から自分で作ったモノを見て感じるたことは・・


黒い雨本編は、

”時雨のダークな部分。コンプレックス。”

”時雨が病んでいる理由、そして猟奇的で悲しい愛の切望。”

”ホラー作品としてどうしてもバットエンドにしかならなかった、

時雨の願望とその末路。”


黒い雨いちご味は、

”もし、本編時雨が別の世界に降臨したら。”

”世界観を壊さず、彼女の本心を吐き出させる世界はあるんだろうか。”

”それはどんな世界だったんだろう。”

”きっとそれは現実ではない。何でもアリな世界。”

”いつか僕が見た面白可笑しなギャグ漫画のように。”


現実(一次創作)と理想(二次創作)

個人的に不幸な結末を迎えたと思うキャラクターを、

自分の想像力と偏見で無理やり幸せにねじ込む試み。

私が大好きな同人作品は全部これにあたります。

(つまり僕はまどマギのほむほむギャグ本が大好きです。)


どんな構成でも。

どんなキャラクターでも。

どんな世界観であろうとも。

作者が工夫をすればハッピーエンドにねじ込める。

そしてそれは何より楽しく、何より幸せである。


それを示すために、この作品を作ったのかもしれないですね(ドヤァ・・)


余談になりますが、

まどマギの同人誌が激減したのは上記の理由が大きいと思います。

世の作家さんはほむほむやその他多くのキャラクターの悲しい結末を、

その同人作品で昇華されていました。


それが劇場版で、

ほむほむはまどかを裏切り、彼女を除いて全て幸せになった。

もしかすれば・・ほむほむは世界に叛逆したのではなく、

この同人界隈の作家さん達に叛逆したんじゃないかな・・と思う次第です。

(虚淵先生がまどマギの続編書きたくなかった叛逆だったのかも?)

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