電車に乗っている乗客が、また一人、また一人といなくなり、ついには主人公一人だけに。どうなるのだろうと、どうなるのだろうとドキドキしながら読めます。作者さんの風刺が効いた作品のひとつです。「人の性格や言動はそうすぐには変わらないものです。あとえそれがあの世に行っても……」なんてタモリさんの話が聞こえてきそうなラストでした。
死神急行電車に乗る話です。この方の小説はオリジナル性が高く、読む人を限定させますが、その分、はまれば中毒になることは確実です。はらわた駅から続き、終点・冥福駅にはホラーでありながら笑いました(笑)これからも楽しくてスパイスの混じったお話、楽しませて頂きます。次の話に期待して、星3つ送らせて頂きます。
ご注意くださ~い。けっこうなホラーかと読み進めるとほっこりとするオチが。あんたら死んでも〇〇なんだね(笑)何なのかは読んでみて!