FK編 終了後
◆
【悲報】妹が彼氏を作っていた件
1以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:01:23 ID:Fe7
昨日妹と一緒にハンバーガー屋さんに行ったら、彼氏がいるって言われた
どうしよう……手が震えてる……
2以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:01:53 ID:Fe7
どうしよう!
誰か助けちくりぃー!
3以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:02:45 ID:ct0
お前も彼氏作れ
4以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:02:48 ID:40c
┏(┏^o^)┓
5以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:03:30 ID:Fe7
今までちょっと馬鹿だけど、恋愛とかに興味なさそうな純粋無垢な子だったのに……
どこぞの馬の骨とも分からないような奴にメスの顔をしてるって考えるとああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
6以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:03:59 ID:65P
>>1が男か女で話が大きく変わる
7以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:04:02 ID:40c
>>1のパンツか妥協して妹のパンツうpしろください
8以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:04:10 ID:ct0
純粋無垢な妹がどこぞのチャラ男によって女の喜びを知った
それだけのことやでイッチ
9以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:05:20 ID:Fe7
昨日まで普通に話してた妹があああああああああああああ
恋愛とはほど遠い一族に産まれたと思ってたら、妹は予想の三歩先にうおおおおおおおおおお!!!!!!!1
10以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:05:21 ID:1ws
妹(53)
11以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:05:25 ID:Fe7
>>8ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
12以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:05:33 ID:ct0
>>1と妹のスペックはよ
13以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:06:07 ID:Fe7
>>12
自分
・大学生
・女子
・顔 中の上
・身長普通
妹
・中学生
・明るい性格
・少しおバカ
・平均より少し低め?
12以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:06:19 ID:ct0
女かよ!
13以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:03:24 ID:65P
>>1の嫉妬乙
おわり
14以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:06:25 ID:40c
解散!
15以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:06:58 ID:Fe7
ちょっとまてえええええい!!
何で女じゃだめなあああああん!!
心の整理がついてないんじゃあああああああああ!!
動揺しすぎて、手が震えてヤバいんだよ!
頼む! 誰か! 心の整理のつけかたを教えてくれええええええ!
16以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:07:05 ID:ct0
お前も彼氏作れ
17以下、名無しでお送りします 2017/08/24 16:07:11 ID:40c
解散!
◆
「う……ぐぐぐ……」
美代餡子は肩を振るわせ、自室の机に突っ伏していた。
「彼氏なんか欲しくないし……悔しくなんかない……彼氏なんか……」
うわ言漏らしながら、唇を噛みしめる餡子。 そんな中、彼女の部屋の出入り口から訪問者が現れる。
「お姉ちゃん元気ー? うわ、部屋前より汚!?」
妹である美代小豆が、姉の部屋の感想を述べた後に姉の様子を見て動転する。
「お、お姉ちゃん!? どうしたの!? 何で泣いてるの!?」
「うるさい……お前は、あっち行け……」
嗚咽を漏らしながら、餡子は小豆を手で追い払おうとする。
「そんな! お姉ちゃんのこと心配なんだから、放ってなんておけないよ!」
「うるさいうるさい! どうせ私のこと、頭でっかちで色気もないブスだと蔑みに来たんだろ!」
「ええ!?」
「年齢を振りかざして、彼氏いない歴=年齢の喪女である私を虐めて何が楽しいんだ!」
「ええ……」
「そうさ! 私は小説家を目指して学生ニートしているプライドだけ高い、自称サバサバ系女子さ! 小説だって現実逃避さ! どれだけ分析力があったとしても、恋すら出来ずに子孫を残せない忌み嫌われたBBAになってしまうレールの上を走っているのさ。孫の顔どころか子供の顔すら拝めず朽ち果てていく未来が……うああああああああ!」
「お、お姉ちゃん! 気を確かに持って!」「くそがあああああああ!! 世論は堅物な女よりも、何もかもユルユルな女が良いのかああああ!! それとも若さなのか!!」
「お姉ちゃん!!」
餡子が頭を抱え、悶え苦しむ様を見た小豆は大きな声を上げた。
「お姉ちゃんなら絶対モテるし、良い彼氏が出来るよ。だから安心して」
「んなわけあるか……私みたいなブス喪女、相手にされる訳……」
「ううん、お姉ちゃんはブスなんかじゃないよ! もし自信がないなら少しお化粧すれば絶対イケるよ!」
「そんなの出来る訳ない……だってお化粧なんて今まで一回も……」
「お姉ちゃんは頭が良いから、そんなの簡単に覚えちゃうよ! だって、私だって出来たんだから!」
床にうなだれる餡子に、小豆は歩み寄る。
「私より頭が良くて、格好良くて、優しいお姉ちゃんに彼氏が出来ない訳ないよ。だって、こんな私にも彼氏が出来ちゃったんだからさ!」
「……
「
「ゴメンよ、
しゃがみ込んだ小豆に地面に這いつくばっていた餡子が抱きつく。
「私は……私はお前に嫉妬してしまったんだ。不甲斐ない姉でゴメン……ゴメンよ!」
泣きつく姉の頭を撫でながら、小豆は慈母のような笑みを浮かべる。
「ううん! お姉ちゃんは不甲斐なくないよ! ちょっと疲れてただけだよ!」
「ありがとう! ありがとう!」
「そうだ! 今度気分転換にまたハンバーガー屋さんに行こうよ! 今度はBKだよ! 私行ったことないから、また教えてねお姉ちゃん!」
「うん! うん! 行く! イクゥ~!!」
◆
姉の部屋から出た小豆は、ゆっくりとドアを閉めた。
「……よし! お姉ちゃんとも約束出来たし、また食レポを再開するぞい!」
彼女は小さくガッツポーズを見せ、ポッケとに入ったボイスレコーダーのスイッチを切った。
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