35.スライム狩りするらしいですよ
「で、なんだ?もうおわっただろう?」
「いや…その…流石に謝るだけでは…」
なるほど…負けたことでプライドが傷つけられたのに、その傷つけられた相手、俺に助けられてどうすればいいかわからない。と。
「わかったわかった。俺に負けたことが悔しかったんだろ?」
「いや…その…はい…」
そこは素直なんだな。しかしどうしたものか。俺は謝られただけでもういいのだが…
…
…
「わかった。そんなに言うなら条件だ。俺とまた決闘をしてくれ。」
彼女は驚いて俺を見る。まあ無理もないわな。自分のプライドを傷つけられた原因の決闘を申し込まれたのだから。
しかも俺に負けている。結果的に言うとぼこさせろと言っているものだ。
だが俺はそこも考えてある。
「すぐとは言わない。いつでもいい。まあなるべく1か月以内がいいな。受付という仕事があるとおもうけど大丈夫だよな?この国で一、二番を争うんだからな。」
またもや彼女は驚いた顔で俺を見る。
「あと決闘をしたらもう付きまとうなよ?負けようが勝とうが。」
「…いいでしょう。わかりました。つまり1か月で私に強くなれと。」
「うーんちょっと違うな。一時的だが俺がおまえの師?的なものになる。」
「え?」
3度目の驚き顔もらいました。
わからないのはしょうがない。俺が決闘を申し込んだのに俺が育てるなんて。
まあ理由があるのだが。
「いやまあ師というかお前に国とかこの周辺とか案内させつつお前を強くする。そうすればお前もいいし俺もよい。」
「は、はぁ…なるほど…もうわかりました。」
「てかいつの間に丁寧語に?」
「師なのだから当然でしょう。」
「まあいいけどさ。」
てことで1か月だけだが仲間が増えました!
なんでこんな厄介ものばかりなのだ?
てか結局こいつのあの光は何なんだ?一応鑑定しておくか
名前:レミ
種族:人間
Lv:30/100
HP:2133/2133
MP:789/789
攻撃力:732
防御力:566
魔力:625
素早さ:421
スキル
「閃光」
「剣術lv5」
「盾術lv5」
「料理lv10」
「剛力lv10」
「体格lv10」
「雷電魔法lv8」
「雷神の怒り」
称号
「閃光のレミ」「雷神の加護」
…もうなんなんだよ。
雷神?ガラガラァって音が鳴る雷の神?やっぱ神ってまともなやついないの?なんでこいつに加護なんて上げたんだ?よりによってこの脳筋に。
「もういいよ。俺がんばって世界いきるわ。」
「なにをいってるのですか?」
「うーん…やっぱり丁寧語なのは気になる。でもお前は丁寧語のほうが似合っているな。」
かっこいい系女子のくせにレミなんて似合わないと思ったがそれは置いといて。
スタスタスタ
足音が聞こえ後ろを向くと…
「コバルトさん?」
ギルド長、おっさんがいた。
「もう一つ言いたいことがあってだなー。」
「なんですか?」
「一応ゴールドランクのレミを倒したからとりあえずシルバーランクをお前に授けたいのだがさすがにクエストの一つも受けてないのにシルバーランクにするわけにはいかないからテキトーなクエストクリアしてくれ。」
「長い。10文字で。」
「…スライム狩りクリア」
なに…10文字でまとめた…だと…?
「わかりました。」
目的もできたことだしいくか。
=============
「では、いってらっしゃいませ。気を付けてくださいねー」
そんなことどスライム狩りのクエストを受けたわけだが…
「レミ、どこが一番出るかわかるか?」
「それぐらいわかります!西のガイナルド草原。ここは初心者冒険者たちがよくいくところですね。」
ガイナルドか。初心者の草原にしてはかっこいい名前ではないか。
まあいいとして。
「ありがとう。早速行くか!かけごえはオー!だ。わかったな?」
「オー!」
そんなこんなで雑談しながら俺たちはガイナルド草原にきた。
「おっスライムだ。はじめてみたなー。」
「あなたの実力ならどこでも見たことあるでしょう。」
「いやな…最初から地獄みたいなところで訓練していたからな。」
この国の近くの迷宮レベルのダンジョンで!そう考えるとここの冒険者たちは楽しそうだなーと思ってしまう。だって…
「ぶちゅ!」
「よし!21匹め!あと何匹だっけ?」
「あと-11匹ですよ。」
「めんどくさい例え方するな。レミは。」
「じゃあ帰るか。」
ウイーン…ウイーン…
「ガイナルド草原にスライムキングが現れました。今いる冒険者たちは早急に避難してください!」
そういってどこかで聞いたことある声が俺たちに向かって言った。
スライムキング?王様…?
面倒ごとがいやなおれは誰よりもはやく王国に入ろうとした。
ボヨン!
「す、すみません!」
しかしその人はなにもいわない。
おれはその人の顔を見ようと上をむいた。
「…スライムキングですかぁ…」
俺の前にスライムキングがいた。
めんどくさくなったので誰もいないだろうし、(レミはいる。)冥暗魔法使っちゃえー
「ザ・ロスト」
俺は小さい声でこういうと目の前にあったでかい山が消えた。
【レベルアップしました。現在lv34】
【スキルがレベルアップしました】
...
…自分ってここ近辺の王なんじゃね?
そう思った俺はその場に倒れた。MPが急激に減ったからだろう。
そんなことよりも…
「「「「「な!?」」」」
周りの視線が熱い俺だった。
名前:アカツキ
種族:魔王ヒューゴブリン
Lv:34/999 帰り際の魔物を倒していたため。
HP:6223/6223
MP:2999/2999
攻撃力:1654(+230)
防御力1333(+350)
魔力:1211(+40)
素早さ:987(+105)(召喚獣+100)
スキル
「魔王の瞳」
「アダマンタイト体質lv10」
「経験値UP率増加lv10」
「龍袍体質lv5」
「召喚獣強化lv5」
「ライダーlv12」
「魔力操作」
「召喚:シバドッグ」
「召喚:タレットインディション」
「鑑定lv5」
「冥闇魔法lv3」
「鍛冶lvMAX」
「人化lvMAX」
「水流魔法lv3」
「豪炎魔法lv3」
「見切りlv7」
「魔王無双」
「閃光」
「隠蔽」
「鬼神無双」現在封印中な模様
称号
「転生者」 「不運者」 「自我魔物」 「ユニークモンスター」 「奇跡なるもの」「乗車省略」「相棒」「ライバル」「ドラゴンスレイヤー」「ゴブリンの王」「魔王」「スライムの王」
スキルポイント:68
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