29.武器を売ったら破格の値段になったらしいですよ

はぁ…金が無いなー…


「おい…このままだと宿にも泊まれず野宿する羽目になるぞ…」

「俺の家に泊めようか?」

「いや、迷惑かかるしいいよ。自分のことは自分でするよ。」


今俺達は金がなく宿にも止まれない状況にいる。


かぁかぁー


カラスのような生き物が空を飛び夕日に向かって前進している。

それを見ているうちにすべてがどうでも良くなりそうになったが悲惨なことにここは現実。何か食べなきゃ餓死し、時間がたつにつれどんどん厳しくなる。

ちなみに王国は中世のヨーロッパを想像するかのようにレンガが多く、全体的にオレンジ色だ。

しかも便利なことになんでもある。まあ国だしあたりまえか。

雑貨屋、レストランみたいなやつ、宿屋。ロマンそそる防具屋に武器屋。


「ここの武器って強いのか?」

「そうだねー。王宮に比べたら弱いけど、値段も安いし俺も重宝しているよ。」

「ちなみに一番つよくて?」

「攻撃力80のフェリタスって武器。値段が高いからなかなか売れないみたい。値段は12万ゼパル。

王宮品よりは少し弱いぐらいだからね。すごく高いんだ。」


たっか!

俺の斬鉄剣の3分の1の強さなのに…

まてよ?俺の斬鉄剣は鉄で作られているだろ?

だとしたら…


「ここの鍛冶屋とかってなんの鉱石をつかっているんだ?」

「さっきいったフェリタスはプラチナ鉱石だね。なかなか手に入らない良い物さ!」


つまり俺の腕にかかれば鉄でも攻撃力250という化物が生まれると。

プラチナなんて使ったら…

よし!武器売ろう!しかし斬鉄剣は売りたくないな~

作ったろ!


「俺さ、俺の故郷のハワイってところで親父に鍛冶おしえて貰ったことがあってさ。鍛冶レベルすごい高いんだよね。」


軽く嘘をついて武器を作るためのきっかけを作ろうとした。


「ちなみにいくつ?」


言ってもいいものなのか…?

別に言ってもいっか!

これがあとのアカツキ武具店のきっかけになるがそれはまた別の話。


「レベルMAX…」


ハイスは顔が真っ青になって嬉しいのか恐ろしいのかわからないがその場でぴょんぴょんと跳び始めた。


「ええ!?そんな…王宮にもいないぞ!?」

「鍛冶レベルMAXまで上げるのにどれだけかかったことやら…」


全然かかってないんですけどね。「経験値増加率UP」のおかげで。


「これは大変だぞ!早く誰かに知らせたい気分だけどソレは困るんでしょ?」


まあ…王国来てそうそう人気物になるのはうれしいけど最初はまったりと楽しみたい。


「お前の防具とか作ってやるから、誰にもいうなよ?まだ言うなよ?そうまだだ。いまはゆっくりと暮らしたい。」

「わ、わかった!ありがとう!じゃ、じゃあクリスおじさんのところ行けば鍛冶場が貸してもらえると思う。」

「お、おう。クリスおじさんのところに行くか。」

「それと…ごめん。俺家帰って手伝わないといけないから帰るね!明日かあとで武具を取りにいくからー」

「ほいほいー」


ハイスは早くいかないと行けないのかものすごい速さで家に戻って言った。


「俺も早くクリスおじさんとこいかないと。」


あと今更だけどマナとは別行動だ。

大天使の魅力を使って主要そうなキャラ達を落としに行っている。外見はかわいいけど中身はゲスだと思ったが何故かこの国が滅びうるレベルの魔法が飛んで来ると思ったので心に奥にしまっておいた。


「確か鍛冶屋はあっちだよな?」


そして何分か歩き…


「やっとついたぜ。では早速。お邪魔しまーす。」


門をくぐるとそこには…


ただの鍛冶場があった。そりゃそうだ。


「なんだ?客か?今なー武器がないからあとにしてもらえないか?」


そういっておっさんゲフンクリスおじさんは出てきた。


「いえ、クリスさんはあなたですか?」

「そうだが…新人か?」

「まあそんなものですけど。」

「で、なんのようだ?」

「鍛冶場を貸してもらいたくて…来たんですが…」

「なに?まだまだ若いやつが鍛冶なんてできるか!どっかを当たってくれ!」

「どうしてもここしかないんです。」


別にほかを当たっても全然いいけど…


「うーむ…なら条件をクリアしたらいいだろう。条件は一つ攻撃力40以上の武器を作れ。素材はこちらで用意しよう。」

「分かりました。」


定番の条件だがおれの前では無意味同然。200以上と言われても余裕だ。


「素材は鉛でいこうか。もし40以上のが作れたら買い取ってやろう。」

「分かりました。」


都合のいいことするなーおっちゃんは。

お金がほしい俺には手加減する必要がない。


「ではすぐ終わりますので。」


カンカン!


できたぁ…


「大海賊船長のカットラス」  レア度A


攻撃力:230

素早さ:70


この剣で切れぬものは自分だけだ…



「…」


クリスのおっさんはポカーンとしている。


「俺は夢をみているのか‥‥?「パチン!」痛いし…」

「どうですか。いくらで買えますか?」

「…500万ゼパル…すまんこれでも安いとわかってんだ…でも俺にはこれしか用意できねえ…」


500万!!いやいやいや安いって…


「いや大丈夫です!300万でいいですよ?ただお金が欲しくて来ただけなので…」

「いやいやそれだと申し訳ない…さっき生意気なこと言って悪かった…」

「いやいやいやクリスさんもきつくないですか?300万ですよ?」

「いやいやいやいやお前さんわかってないな。この武器は安くても800万ゼパルの代物だぞ?」

「もう100万ゼパルでいいですから…」

「やすくなってんじゃねーか!」


そんなにすごいものなのか…レア度Aだからそこまで高くないものだと思っていたが…

俺は100万で売る代わりに鍛冶場を使わせてくれること。これよりは弱いが武器を売りに来ること。

これを条件にしておじさんに言った。


「鍛冶場を使わせてくれたらいいですよ。100万で。あとこれからもこれより弱い武器を出しにいきますので、よろしくお願いしますね?」

「おう!おやすい御用よ!むしろプラスだ。今更だが名前は?」

「アカツキです。」

「アカツキか!あとタメ口でいいぞ。むしろ俺が敬語を使わないと行けないレベルだが…」

「いいですよ。年が年なんで。おっとタメ口で話しますね。」


そんなこんなで俺は1日にして大金を手に入れた。



物価


パン:50ゼパル

宿屋:下級…200ゼパル 中級…1000ゼパル 上級…5000~20000ほど

武器:攻撃力80で12万とか攻撃力100で20万と跳ね上がる。

防具:防御力100で100万とか…

王国資産:43億ゼパル


聖剣の値段:もはや高すぎて売れない。




名前:アカツキ

 種族:魔王ヒューゴブリン

 Lv:4/999  帰り際の魔物を倒していたため。

 HP:4992/4992

 MP:2421/2421

 攻撃力:1308(+230)

 防御力1143(+350)

 魔力:1021(+40)

 素早さ:824(+105)(召喚獣+100)

 スキル

「魔王の瞳」

「アダマンタイト体質lv10」

「経験値UP率増加lv10」

「龍袍体質lv5」

「召喚獣強化lv5」

「ライダーlv12」

「魔力操作」

「召喚:シバドッグ」

「召喚:タレットインディション」

「鑑定lv5」

「冥闇魔法lv3」 

「鍛冶lvMAX」

「人化lvMAX」

「水流魔法lv3」

「豪炎魔法lv3」

「見切りlv7」

「魔王無双」

「閃光」

「鬼神無双」現在封印中な模様

称号

「転生者」 「不運者」 「自我魔物」 「ユニークモンスター」 「奇跡なるもの」「乗車省略」「相棒」「ライバル」「ドラゴンスレイヤー」「ゴブリンの王」「魔王」

 スキルポイント:308


名前;マナ

 種族:大天使

 Lv:4/300

 HP:2421/2421

 MP:3372/3372

 攻撃力:777

 防御力:449

 魔力:1604(+400)

 素早さ:925(+150)

 スキル

「フライlvMAX」

「大天使の魅力」

「蘇生魔法lv5」

「天空魔法lv5」

「MPUPlv30」lv5UP

「無限の魔力lv3」

「魔力変換」

「人化lvMAX」

「流星群」(MPすべて消費)

称号

「ユニークモンスター」「迷子の妖精」「相棒」「大天使マナ」「ドラゴンスレイヤー」

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