28.王国に入場したらしいですよ

「おェェェェェェ…」

「あの…大丈夫ですか?」

「いや、大丈…オエェェェェェェ」

「回復魔法:リザレクション」


ぽわ~ん…


「あれ?急に身体が軽くなったぞ?」

「私がリザレクションをかけて直しました。」

「回復魔法を使えるのかい?とと…それよりもありがとう!」

「あのー俺を置いてけぼりにしないでくれ…」

「あっごめん、アカ…名前読んでも大丈夫?」


今俺達はゲロ兄さんと一緒に王国に向かっている


「いや別に呼んでもいいよ。」

「まあとにかくアカツキさん?とえーと…天使さんは僕が王国まで連れていくので安心してください。」


「!?!?」


ゲロ兄さんが天使といったのでマナは少しびくっとしたらしく、驚いた顔をして俺の方を見てきた。

俺は聞こえないように冗談だから安心しろ。マナが可愛かっただけだろと言った。

なぜかマナは顔が更に赤くなっていたが。


「すみません、俺召喚獣を持っていまして、召喚獣…ポムなら早く付くと思ったんですけど…」

「おお!召喚獣を持っているんですか!すごいですね。あとタメ口でいいですよ。」

「あ、そうですか。なら遠慮なく。」


ゲロ兄さんとより仲良くなったのでポム召喚しますか!ポムの大きさなら余裕で3人乗せられるだろう。


「ゲロに…えっと召喚するからちょっとどいてもらえるか?」

「いまゲロ兄さんっていおうとしただろ!!別にいいけどさ…僕の名前はハイスだからできればこっちで読んでもらいたいなーなんて」

「わかったよ。」


とりあえずハイスとより仲良くなった第2回が終わったので、召喚した。


5mという大きさであり、翼が生えており、どんなものでも噛みちぎれそうな歯、しかし顔は犬!その名は…


「ポム!」


クゥゥゥン!


「なんてことだ・・・君はグリフォンを召喚することができるのかい?」


ね?グリフォン?前、ステータスを見たがシバドッグのままだったぞ?

一応試しに見るか。


スキル


「アダマン体質lv10」

    ︙

「召喚:シバドッグ」


やっぱり変わっていない。鑑定してみるか。


シバドッグ


この世界の人たちはグリフォンと呼んでいる。

子供の頃の姿は犬に似ているのでそちらはただのビッグドッグと呼ばれているらしい。

大人になると翼が生えグリフォンになる。しかし、本物のグリフォンより全然強いのでシバドッグの成体はスーパーグリフォンと呼ばれている。


最初から鑑定すればよかったー…


「しかもその大きさ的にスーパーグリフォンではないか?」

「あ、ああそうだよ…!」

「すごいでしょ!てかやっと会話に追いついたわ…」


ずっと空気だったマナも復帰したようだ。空気と言っても体重は…


「アカツキなんかいったぁ!?」

「い、いえなんでもございませんが…」

「仲いいんだね君たちは。」

「「こんな疫病神と一緒にしないで(くれないか!?)」」

「あ、はは…」


そんなこんなでポムに乗って俺達は一気に王国についた。

そこには頑丈そうな壁に強そう(俺達にとっては弱い)な兵士がいる。


「止まれ!!何者だ!」

「おじさん~怖いですよー僕はハイスですよ。ゲロの神と言われた冒険者です。あとこの人達は迷子になっていた人たちです。」

「いやゲロの神とか言わなくてもわかるから…それでそこの…」


はっはーん、さてはマナの大天使の魅力に取り憑かれたな?


「いい男だ・・・ボソッ」

「なにかいいました?」

「いいやなんでもない!とりあえず迷子の二人はこっちに来い!」


なぜか鳥肌がたったが気にしないでおこう。


「市民書はないんだよな?冒険者カードもか?」

「は、はい。ありません。」

「ならば250ゼパルで入れるぞ。」



「おい?どうした早くしろ。…まさかお金すら持っていないのか?」

「は、はい…」


ここでマナはひらめいたのか行動に出た。


「お、お兄さん…お金貸してもらえないでしょうか…?」


お兄さん!?完全にじじいだろ。いや言い過ぎか。おじさんだな。


「お、お兄さんだなんて…しかしなんと言われようともお金は貸せないぞ。そんなかわいい顔をしてもここは通さないぞ!」


何!?マナの大天使の魅力が利かないだと!?

このことが予想外だったのかマナも驚いている。


「おじさんはホモだもんね~?そりゃぁこんなにかわいい子を見ても通さないわけだ。」

「な、何を言っているんだ!」

「おっ?図星か?これを話されたくなければここを通させてあげてくれ!」

「わ、わかったよ…ほれ250ゼパルだ。今度返してくれよ!?」


ナイスハイス!…ナイスハイス、とても響きの言いリズムだ。

そんなことより無事に王国に入れた。

はぁ…こんなところで躓いていたら王国の中ではどれだけ躓くんだ…


「いこうぜーアカツキーとマナさん。」

「おう」


なぜかいつも間にか仲良くなっていたハイスがいるから当分は安心だろう。

そんなことを思いながら俺達は王国に入った。




名前:アカツキ

 種族:魔王ヒューゴブリン

 Lv:4/999  帰り際の魔物を倒していたため。

 HP:4992/4992

 MP:2421/2421

 攻撃力:1308(+230)

 防御力1143(+350)

 魔力:1021(+40)

 素早さ:824(+105)(召喚獣+100)

 スキル

「魔王の瞳」

「アダマンタイト体質lv10」

「経験値UP率増加lv10」

「龍袍体質lv5」

「召喚獣強化lv5」

「ライダーlv12」

「魔力操作」

「召喚:シバドッグ」

「召喚:タレットインディション」

「鑑定lv5」

「冥闇魔法lv3」 

「鍛冶lvMAX」

「人化lvMAX」

「水流魔法lv3」

「豪炎魔法lv3」

「見切りlv7」

「魔王無双」

「閃光」

「鬼神無双」現在封印中な模様

称号

「転生者」 「不運者」 「自我魔物」 「ユニークモンスター」 「奇跡なるもの」「乗車省略」「相棒」「ライバル」「ドラゴンスレイヤー」「ゴブリンの王」「魔王」

 スキルポイント:308


名前;マナ

 種族:大天使

 Lv:4/300

 HP:2421/2421

 MP:3372/3372

 攻撃力:777

 防御力:449

 魔力:1604(+400)

 素早さ:925(+150)

 スキル

「フライlvMAX」

「大天使の魅力」

「蘇生魔法lv5」

「天空魔法lv5」

「MPUPlv30」lv5UP

「無限の魔力lv3」

「魔力変換」

「人化lvMAX」

「流星群」(MPすべて消費)

称号

「ユニークモンスター」「迷子の妖精」「相棒」「大天使マナ」「ドラゴンスレイヤー」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る