26.久しぶりの進化をするらしいですよ

今俺はポムを探しにダンジョンをもどっている。マナ達はボス部屋で休ませている。護衛はもちろんタレットのポンタロウたちだ。ポンタロウ達は俺達がファイナルナイトムーンドラゴンを倒したあとすぐに治った。


「ポムー、どこにいるんだぁぁ。もう倒したから出ておいでー」


ポムはでかいし、すぐみつかると思ったんだけど…全然いないぞ。

召喚すればよくね?


「召喚:シバドッグ」


ワンワン!!


なんだ。ポム元気じゃないか。傷もないし。でもなんか違和感があるんだよなー…


「ポム、なんか大きくなった?あとその翼何…?」


ワンワン!スタスタスタ

ヒュー


ポムは俺から少し離れると飛んでこっちにきた。


「なにが起きているのかまったく理解できねーよ!ただの犬が空飛んでんじゃないよ!しかもどんだけ大きくなってんだ!強くなったんだろうな?」


俺は自分が置いてけぼりにされているように感じた。確かに俺が弱いっていうのは認めるけど…


「はあ…無事見つかってよかったよ。」


クゥンクゥン!


「どうした?乗ってほしいのか?そうだな。久々に乗ってみるか!!」


ヒュー…


到着!ポムはちゃんと制御をできているのか事故もなくマナたちのもとに到着した。


「あっポム帰ってきたんだね。よかった。」


え?ポムの姿をみて驚かないのか?


「なあポムに翼生えてんだぞ…驚かないのか?」

「そりゃあポムの進化先知ってるし。もともとシバドッグってすごい可能性がある召喚獣なの。でも召喚師たちはすぐにドラゴン召喚の巻物を買ったりして使われなくなるのよ。」


まじか。俺自分のスキルポイント無駄にしてでもドラゴン使いたかったけど…


「ちなみにドラゴンの最終進化形とポムの最終進化形はどっちのほうがつよいんだ?」

「同じよ。もともとシバドッグはドラゴンの進化前の進化前の進化前の進化前なのよ。でも育てるのがきつくてドラゴンまで育てるのはすごい時間がかかるのよ。」


でも俺には経験値獲得率アップを持っているから普通ではあり得ない速さでポムが進化すると。


「ありがとう。また新しいことを学べた。ちなみにポムがドラゴンになるためにはあと何回進化すればいいんだ?」

「予想は付いていると思うけどあと1回よ。」


ドラゴン買う必要がなくなりました。一生大切に扱うよ…ポム

ていうかポムの話で忘れてたけど俺達進化できね?


「マナ、俺達久々に進化できるぞ!」

「そういえばそうだったね!」


おっ進化アナウンサーがなったぞ。


【進化できます。進化しますか。】


進化します!


【進化先をお選びください。】


【魔王ヒューゴブリン】


高い知能を持ち、近接、魔法、どちらにも特化している。魔王なので自分より格下の魔物は自分の手下になる。ちなみに魔王は8人おり、その中では5番目ぐらいの強さ。


「獲得スキル」


【人化lvMAX】

【魔王の瞳】

【冥闇魔法lv3】

【水流魔法lv3】

【豪炎魔法lv3】

【龍袍体質lv5】

【アダマン体質lv10】

【魔王無双】


【人化lvMAX】


人化の頂点。人になりたいと言えば人間と同じ姿になれる。制限時間は無制限。


【魔王の瞳】


相手を見るだけで相手に恐怖の感情を抱かせることができる。

ただし自分より格下の相手のみ。


【冥闇魔法】


闇魔法の次の次の魔法。

光とぶつけても冥闇魔法が強力過ぎて爆発すら起きず光魔法を飲み込む。

星魔法とぶつかり合わせるとドラゴンのブレスより強力になる。


【水流魔法】


水魔法の次の魔法。


【豪炎魔法】


火魔法の次の魔法。


【龍袍体質】


魔法攻撃に対して強くなる。


【魔王無双】


鬼神無双より下の存在。

副作用も少ないので強力。副作用は1時間動けなくなる程度。



【進化先を選んでください。】


進化先もなにも一つしかないじゃねえか!!

しかも魔王ってなんだよ…ついでに人化MAXとか最高じゃん…

神は魔王になれといっているのか?つってもそれ以外に進化先がないわけだが。


魔王ヒューゴブリンでおねがいします。


案の定激痛が一瞬きたがマナが和らいでくれた。


【進化が完了しました。】


俺は自分の姿におどろいた。完全に人間の姿だからだ。少し緑がかっているところもあるが人化魔法を使えばなくなるんだろう。


「アカツキが醜いゴブリンから人間(魔王)になったんだね。」

「次はマナの番。俺の進化先の話は後でね。」


マナは頷くと進化先を選び始めた。

しかしやはり進化先は一つしかいない。


【大天使】


普通だな…マナもこの進化先にはがっかりしたんじゃないか?


「え…本当に大天使になれるの・・・?」

「そうだよな…悲しいよなってなれるのってどういう意味?」

「私の母ゼパル様はもともとは大天使になってから妖精王になったのよ。」


まじかよ…確かにやばいのはわかった。


「詳細は?」


【大天使】


天使の上位として人間達を見守っている存在。

大天使はこの世界に5人ほどしかいない。大天使になったものはすぐに世界に知れ渡る。いい意味で。


獲得スキル


【天空魔法lv3】

【魔力変換】

【無限の魔力】

【大天使の魅力】

【蘇生魔法lv5】

【人化LVMAX】


【天空魔法】

星魔法の上の存在。

冥闇魔法と同じ位にあり、流星群より少し弱いぐらいの魔法を打つ。

冥闇魔法と天空魔法が属性爆発を起こした場合、街一つ消えるほどの威力をもつ。

そもそも冥闇魔法と天空魔法がぶつかりあうことなんて基本ないので属性爆発に関しては安心できる。


【魔力変換】


HPをMPに帰ることができる。逆も同じ。


【無限の魔力】


無限と書いているが別に無限ではない。大幅に魔力とMPが上がる。


【大天使の魅力】


魅力lv50と同じ力を持つ。魅力されたものはその大天使を崇拝し、大天使のためならなんでもするようになる。


【蘇生魔法】


回復魔法の上位。

MP80%消費で特定の相手を復活させることができる。しかし1回しか使えない。

もちろん回復としても使える。こちらは無限に使える。


【人化lvMAX】


人化の頂点。人になりたいと言えば人間と同じ姿になれる。制限時間は無制限。



「進化します!」


マナから光が放たれ俺は目をつぶってしまった。

光が収まり俺は目を開けた。そこには150cmほどの人間が立っていた。しかし頭の上には輪っかがあるままだ。


「ふ、ふつくしい…」


これは冗談で言ったわけではない。実際こんなに俺がマナと初対面でこの姿にあったらひと目惚れする自信がある。


「す、すごい…アカツキが小さく見える…っていっても私より20cm大きいけどね。」


そんなこんなで進化を遂げた俺達は自分の力を実験するためにダンジョンの奥に行こうとした。


ボロ‥ボロ…

ガラララン!


ダンジョンが崩れ、21層への道が消えた。


「「は?(え?)」」


そして考えることをやめた…。



名前:アカツキ

 種族:魔王ヒューゴブリン

 Lv:1/999

 HP:4522/4522

 MP:2322/2322

 攻撃力:1213(+230)

 防御力1089(+350)

 魔力:988(+40)

 素早さ:793(+105)(召喚獣+100)

 スキル

「魔王の瞳」

「アダマンタイト体質lv10」

「経験値UP率増加lv10」

「龍袍体質lv5」

「召喚獣強化lv5」

「ライダーlv12」

「魔力操作」

「召喚:シバドッグ」

「召喚:タレットインディション」

「鑑定lv5」

「冥闇魔法lv3」 

「鍛冶lvMAX」

「人化lvMAX」

「水流魔法lv3」

「豪炎魔法lv3」

「見切りlv7」

「魔王無双」

「閃光」

「鬼神無双」現在封印中な模様

称号

「転生者」 「不運者」 「自我魔物」 「ユニークモンスター」 「奇跡なるもの」「乗車省略」「相棒」「ライバル」「ドラゴンスレイヤー」「ゴブリンの王」「魔王」

 スキルポイント:300


名前;マナ

 種族:大天使

 Lv:1/300

 HP:2382/2382

 MP:3224/3224

 攻撃力:732

 防御力:421

 魔力:1558(+400)

 素早さ:899(+150)

 スキル

「フライlvMAX」

「大天使の魅力」

「蘇生魔法lv5」

「天空魔法lv5」

「MPUPlv30」lv5UP

「無限の魔力lv3」

「魔力変換」

「人化lvMAX」

「流星群」(MPすべて消費)

称号

「ユニークモンスター」「迷子の妖精」「相棒」「大天使マナ」「ドラゴンスレイヤー」

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