25.ファイナルナイトムーンドラゴン戦

「俺が刀に闇属性を付与して、見切りを使いつつ閃光を使って閃光と闇魔法の「暗黙」で属性爆発を引き起こして、マナに星魔法グングニルを決めてもらう。ポムとポンタロウはとりあえず俺達の邪魔にならない程度に支援。これで作戦会議を終了する。」


ふう…ずっと考えてきた20層のボスへ向けての作戦をみんなに伝えた。こんな完璧な作戦に口答えするやつなんて居ないだろう。するとしたらいつもギャーギャーうるさいチビだけだ。

まあ流石にこんな完璧な作戦に反対しないと思うけど。


「ちょちょちょっとまってよ!閃光がくらわない敵だったらどうするのよ。まずはポンタロウたちに射撃させて様子を見てからいけそうだなと思ったら危ないけどポムにボスの周りを走ってもらいその隙に私のグングニルを発動する。どう?」


案の定反対してきたわけだが。

まあ俺が得意な反論でそのカスみたいな計画を潰してやる。


「そもそも俺がはいっていないんですけど?一応言っとくけどこのチームのリーダー、実質俺だからね?一番強いのは…まあそんなのはいいんだ。結果的に言うとリーダーとただの部下の作戦だったらどっちが成功すると思う?当たり前だけどリーダーだ。そんなこともわからないんでちゅかー?身体も頭も幼稚園児でちゅかー。もうちょっとちいさいか。」


「ムキィィィ!ひっどいわね!いままで倒してきた敵の数を比べてみなさいよ!天と地の差よ!まあ私天使だし。あんたはただの魔物だからね。言葉のどおりだね!私ったらうまいわね!それに比べてアカツキの発言はセンスないなーこれがリーダーとかこのパーティーやばいねー!」


ヒイィィィン!


「「マスター扉が空い「グオォォアアアアァァァァァァ!!」


バタン!


「「マスター。(私)(僕)の身体の中に异常な妨害音声が流れています。しばらく動けません。対処するので機能を停止します。」

「は?え?ポンタロウ?んぽたろう?」

「「…」」

「お前ら生物の割に機械っぽすぎるだろうがあああ!」


クウゥゥゥン…


スタスタスタスタ


「ポムううう!?どこ行こうとしているんだ!?」


そしてポムは暗闇の中に消えた。


「アカツキ!なにぼおっとしてるの!ポムが逃げるぐらいなんだから早く勝負をつけないとまずいわよ!」

「マナには逃げるっている選択肢がないんだな。」

「当たり前よやるからにはやるわよ!さっきの作戦なんてなし。とりあえず攻撃しまくるのよ!」

「ラジャー!」


俺は早速刀に闇属性を付与して、マナを守りながら化物に向かって突進した。その間に化物の強さを確認した。


種族:ファイナルナイトムーンドラゴン

 Lv:173/200

 HP:28921/28921

 MP:4681/4681

 攻撃力:6555

 防御力2455

 魔力:4442

 素早さ:1381

スキル

「ファイナルブレス」

「ナイトビジョン」

「ムーンクロウ」

「ファイナルファイトムーン」


称号


「突然変異」「奇跡なるもの」「龍王の加護」


「ファイナルナイトムーン」


魔法攻撃に対して強くなり、食らった魔法攻撃のダメージの半分を物理攻撃として蓄積でき発射する。



ふぇ?

俺は規格外の強さに進む足を止めてしまった。恐怖で足が動かない。まともに上半身すら動かない。

あっこれ死ぬな…

しかし死ぬことに恐怖を覚えなかった。なぜか納得してしまったから。こいつに殺されるのは当たり前だと…恐怖の感情を抱いたって変わらないって。

俺はそんなことを思いながら自分の今まで過去が走馬灯のように目の前に現れる。

卵だったときのマナと一緒に逃げた自分。初めての戦闘で溶けている自分。ボス的存在にあって逃げ惑う自分。進化で激痛を味わう自分。

どうしてだろう。死ぬことに恐怖はおぼえていないのに、この胸に詰まる気持ちは。

俺は実際ではほんの少ししかたっていないだろうが自分の中ではこの答えを見つけるのに時間がかかった。

答えなんてひとつしかない。


誰かのために生きたい。


このたったの10文字の言葉で俺は行動に出た。

やっぱり相棒は最高の存在だよ。と結論を出してしまう俺は男なんだろうな。


「楽しく行こうぜ!このくそったれやろうが!」

「アカツキ!大丈夫なの?」


心配は無い。俺にはなにもかもが遅く見える。こいつが次なにしようとしているのも。


「マナ!あいつが口を開けた瞬間そいつの口のなかにグングニルを決めてくれ!」

「…分かった。信じるからね。私の全力を受け取りなさい!」


マナの顔が青ざめていくのがここからでもわかる。たぶんMPをたくさん消費して超強力なグングニルを放とうとしているのだろう。これも計算通りだ。

もう勝負はついたようなもんだ。


「ほんのすこしだけMP残しておけよ!最後に特大なことをするから!それが失敗したらおそらく俺達は死ぬ。俺を信じて俺が言ったことをやってくれ。」


マナは疲れているのか’うん’と頷くだけだった。


「星魔法:グングニルゥゥ!」


放たれたと同時にドラゴンの口が開いた。

ブレスだろう。

覚えているだろうかあいつの能力を。


’魔法攻撃に対して強くなり、食らった魔法攻撃のダメージの半分を蓄積でき物理攻撃として発射する。’


こいつの防御力は3000と他のステータスとくらべてそこまで多くない。

ここから求められる結論は…


グウオォアァ!?


星魔法グングニルがあいつのブレスの塊に直撃した。

そして星魔法とムーンナイト…たぶん闇魔法の上位レベルの属性だろう。その2つが当たることで超強力な属性爆発が生まれる。そしてその属性爆発は魔法なので半分あいつに蓄積される。


そしてあいつは自分のブレスを止められたことに怒っているのかすぐにファイナルナイトムーンを使ってきた。


「マナ!ダブルバインドであいつの口を閉じて!」

「なるほどね…私の全力のバインドを喰らいなさい!【ダブルバインド】ぉぉ!」


ダブルバインドはしっかりとドラゴンの口を開かなくさせた。


ウンオォ!?グォォ!!ンォォォォ!!



バアアアァァァァァン!


ボロ…ボロ…


【レベルアップしました。現在のレベルは93です。】

【レベルアップしま・・・・・・・・】

        ︙

【進化できます。】


はあ…終わった…こんなに緊張したことは合っただろうか。前世にもないだろう。てか前世は平和すぎた。こんな状況になると日本がどれほど平和なのかわかる。少しだけ日本に帰ってみたいな…

そんな夢も希望もないことを思いながらアカツキはため息をついた。

アカツキはこれからが思いやられる…。

マナとかポムとかポンタロウたちどうしよう…自分の身体より仲間のほうが大切だと思うアカツキだった。




名前:アカツキ

 種族:l%;「=ゴブリン

 Lv:100/100

 HP:4500/4500

 MP:200/200

 攻撃力:1(+230)

 防御力850(+350)

 魔力:1(+40)

 素早さ:1(+105)(召喚獣+100)

 スキル

「鷹の目lv3」

「アダマンタイト体質lv9」

「経験値UP率増加lv10」

「召喚獣強化lv5」

「ライダーlv10」

「魔力操作」

「召喚:シバドッグ」

「召喚:タレットインディション」

「鑑定lv5」

「闇魔法lv7」 lv2UP

「鍛冶lvMAX」

「見切りlv7」

「閃光」

「鬼神無双」現在封印中な模様

称号

「転生者」 「不運者」 「自我魔物」 「ユニークモンスター」 「奇跡なるもの」「乗車省略」「相棒」「ライバル」「ドラゴンスレイヤー」

 スキルポイント:155


名前;マナ

 種族:エンジェル

 Lv:100/100

 HP:3777/3777

 MP:3582/3582

 攻撃力:234

 防御力:210

 魔力:720(+400)

 素早さ:477(+150)

 スキル

「フライlv22」

「魅力lv10」

「回復魔法lv10」

「星魔法lv8」lv2UP

「MPUPlv30」lv5UP

「魔力lv25」lv2UP

「人化lv1」

「流星群」(MPすべて消費)

称号

「ユニークモンスター」「迷子の妖精」「相棒」「天使」「ドラゴンスレイヤー」

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