11.またまた進化をするらしいですよ

「いくわよ!「ライトスピア」!!」

「まかせろ!「ダークスピア」!!」


「ブオオオオオオ!!ガッ!ガッ!」


バァァァーーーン!!


「ふう‥おつかれー」

「第5層のボスも無事たおせたわね。」


俺達はあれから光と闇の爆発を利用して5層まできた。5層のボスは1層のネズミより強くバインダーがきかなかったのでポムに突進させ、その隙をねらってライトスピアとダークスピアを5層のボス「キングラオイン」を挟むように発射し刺しつつ爆破させた。


しかしこれにも限界が見えた。4層からはバインダーがきかなくなりポムも5層のボスを相手して傷を負っている。


「そろそろ爆破だけじゃ勝てないレベルになってきたぞ...」

「でもあと1レベルで進化できるわよ!」


そうだった。最近進化をしていなかったので忘れていた。まあそんなにぽんぽん進化できるおれらは異常だったんだろうな。


「そうだな。4層の敵を狩ってレベル上げするか!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【30lvになりました。】

【進化できます。進化しますか?】


ついにきた。4層の敵を倒し尽くしたと同時にレベルが上がった。

原因は分からないが、レベルの上がりが悪くなってきた。

3つほど理由が思い浮かんだ。


・同じ敵を倒し続けると経験値量が減る。

・自分より弱い敵ほど経験値の量が減る。

・4層の敵は経験値量が少ない。


3はないだろう。1か2だろうが可能性が高いのは2だろう。1はゲームっぽすぎるからな。

まああとあとわかっていくだろうから心配する必要はないな。

それより進化だ!久々の進化でワクワクしているがあの激痛が来ると思うと少し嫌になる。

最強を目指す身なのでそんな程度で折れるほどやわじゃないが。


「進化できるようになったぞ。」

「私もできるわよ。」


よしマナもできるな。マナの進化はマナに任せようと思う。

そんなことよりも自分の進化先が気になる!進化先を見せてくれ!


【進化先を表示します。】


【デーモン】


ゴブリンを超越した種族。悪魔種に分類される。攻撃力が異常で魔法も使える。


獲得スキル:【剛力lv5】【暗黒魔法lv3】【召喚:リトルデーモン】


【トール】


悪魔の道には行かずにゴブリンを超越した種族。精霊種に分類される。防御力が異常で木属性の魔法を扱える。


獲得スキル:【メタルlv5】【森魔法lv3】【召喚:リトルトール】

称号:【妖精王の加護】


【l%;「=ゴブリン】


出現条件:lh?????LLkfdし????????dふぉうhg???


ufdhgxvi最凶yfghdfぃghxv最強fjsぃfhうfdhsvぶ


獲得スキル:【経験値UP率増加lv10】


へ?最後なんだ?これは文字化け?どういうことだ?最凶と最強しか表示されないぞ?

しかも【デーモン】って‥もう悪魔やんゴブリン要素...

【トール】も魅力的だな【妖精王の加護】ってゼパルか…なんか弱そうだな...

後ろから殺気を感じたからこの話はやめよう。

それでだが…最後の【l%;「=ゴブリン】だが...ゴブリンとある時点でいまのゴブリンの進化形だろうな。出現条件とあるっていうことは普通では出ない。ロマン詰まってるな!おい!しかも説明文に最凶とか最強とかあるし!!たぶんこの文字化けもこの進化先が強すぎてバグってるだけだよな!

最強を目指す身他のゴブリンと同じことはせんわ!

よし!l%;「=ゴブリンで!

数秒後この選択をした自分に後悔するのであった。


「こい!激痛なんてうけとめてやる!」

「あ、あれ?激痛来ない...ってマナが抑えてくれてたのか。」

「ん?どうしたの?って進化するときは私に言ってって言ったでしょ!?」

「あっそうだったーあはは!でも激痛来なかったしまあ結果オーライ結果オーライってことで」

「まあ無事ならいいんだけど。」


今回の進化は光も出ずに激痛も来なかった。


【進化完了しました。】


「あれ?背丈も見た目もかわってないぞ?ステータスが上がっただけなのか?」


だったら損だ。まだトールとかにしたほうが良かった。


ステータスオープン!



名前:アカツキ

 種族:ゴブリン(l%;「=ゴブリン)

 Lv:1/100

 HP:100/100

 MP:1/1

 攻撃力:1

 防御力150(+150)

 魔力:1

 素早さ:1(+召喚獣)

 スキル

「鷹の目lv1」

「アダマンタイト体質lv1」

「経験値UP率増加lv10」

「召喚獣強化lv5」

「ライダーlv10」

「召喚:シバドッグ」

「鑑定lv5」

「闇魔法lv1」

称号

「転生者」 「不運者」 「自我魔物」 「ユニークモンスター」 「奇跡なるもの」「乗車省略」「相棒」

 スキルポイント:98


え…


「私も進化出来たわよ!」

「…」

「どうしたの?」

「…」

「ねえ」

「…」

「死んだ魚の目してどうしたの?」

「おわったんだ...」

「なにが?」

「終わったんだよオオオおおおおお!おれのおおお...おれの...最強の道がああああああ!!」

「おわったんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

「どうしたの!?」

「ステータスが...ステータスが・・・攻撃力も素早さも魔力も1なんだ...」

「はあ…そんなことで最強の道がたたれたなんて弱音はいてるんじゃないわよ!」

「最初の私たちを思い出しなさいよ!わたしなんて卵よ!た・ま・ご!」

「それに私がいるでしょ!!ポムもいるわ!ステータスが1になったぐらいなによ!」

「ポムもいて私もいてあなたは諦めるの?あなたの気持ちはそんな程度なの?」


いわれて気づいた。いままでの俺は力に溺れたただのグズだと。仲間もいるのに自分のことしか考えられず強くなるためになんでもしてきたと思っていた。だがそれはただの自己満足だった。おれのことを本気で考えてくれるひとがいるのに..


「ごめん。いや...ありがとう。きづかせてくれて...!」

「おそかったわよ!」


マナにはどれだけ救われたのだろうか。「おまえは非力で使えない」昔言われた言葉が頭をよぎった。

あの時といまはもう違う。おれの隣にはマナがいるのだから。


「そうときたら最弱ステータスの魔物を強くする方法をかんがえるぞ!」

「うん!」



名前:アカツキ

 種族:ゴブリン(l%;「=ゴブリン)

 Lv:1/100

 HP:100/100

 MP:1/1

 攻撃力:1

 防御力150(+150)

 魔力:1

 素早さ:1(+召喚獣)

 スキル

「鷹の目lv1」

「アダマンタイト体質lv1」

「経験値UP率増加lv10」

「召喚獣強化lv5」

「ライダーlv10」

「召喚:シバドッグ」

「鑑定lv5」

「闇魔法lv1」

称号

「転生者」 「不運者」 「自我魔物」 「ユニークモンスター」 「奇跡なるもの」「乗車省略」「相棒」

 スキルポイント:98


名前;マナ

 種族:妖精エンジェル

 Lv:1/100

 HP:142/142

 MP:523/523

 攻撃力:32

 防御力:24

 魔力:211(+100)

 素早さ:131

 スキル

「フライlv20」

「魅力lv10」

「回復魔法lv10」

「星魔法lv1」

「MPUPlv20」

「魔力lv20」

「人化lv1」

称号

「ユニークモンスター」「迷子の妖精」「相棒」「天使」

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