其の四 滲んだ月 ― 平家物語に主題を借りて ― 参

      ***********************〔 参照 〕*************************


 長門国赤間関壇ノ浦 ― 現在の山口県下関市


 安徳天皇(あんとくてんのう) ― 平清盛の娘である建礼門院徳子と高倉天皇との間に産まれ、僅か八歳の幼い命を壇ノ浦に沈めた。


 平清盛(たいら の きよもり) ― 平家の平安時代末期の武将、政治家。「平家にあらずんば人にあらず」と言われるほどの栄華を築いた。


 二位尼(にい の あま) ― 平清盛の妻で安徳天皇の祖母。平時子


 建礼門院(けんれいもんいん) ― 安徳天皇の母で清盛と時子の娘、徳子


 平知盛(たいら の とももり) ― 清盛と時子の四男で平家の総大将。建礼門院の兄


 平経盛(たいら の つねもり) ― 平安時代末期の平家一門の武将。歌人。平忠盛の三男。平清盛の異母弟。経正、敦盛らの父。


 熊谷直実(くまがい なおざね)― 東国武士。一ノ谷の戦いで敦盛の首を取る。後に敦盛を討ったことに対する慙愧の念で出家する。


 源頼朝(みなも と のよりとも) ― 平安時代末期、鎌倉時代初期の武将である。鎌倉幕府の初代征夷大将軍として知られる。


 平頼盛(たいら の よりもり) ― 清盛の異母弟であるが、一門を裏切り平家と運命をともにしなかった。


 池禅尼(いけ の ぜんに) ― 修理大夫藤原宗兼の娘、藤原宗子。平忠盛の正妻。忠盛との間に家盛、頼盛の息子を設けます。平清盛の継母。死んだ我が子家盛に似ているからと頼朝の命乞いを清盛にした。


 殿上人(てんじょうびと) ― 日本の官制において五位以上の者のうち、天皇の 日常生活の場である清涼殿南廂へ昇ることを許された者のこと。


 平経盛(たいら の つねもり) ― 平安時代末期の平家一門の武将。歌人。平忠盛の三男。平清盛の異母弟。経正、敦盛らの父。


 平経正(たいら の つねまさ) ― 平安時代末期の平家一門の武将。歌人。琵琶の名手。平経盛の長男で、平清盛の甥にあたる。敦盛の兄


 公達(きんだち) ― 親王・摂家・清華(せいが)など上流貴族の子弟。

 

 大相国(だいしょうこく) ― 太政大臣の唐名、ここでは平清盛を指す。


 蝶紋(ちょうもん) ― 平家紋と言われる。


 琵琶法師(びわほうし) ― 平安時代、琵琶を街中で弾く盲目の僧のことある。

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