第3話 ちょっと一服。釜煎り茶。

 私の他の文章をご覧になった方々には、ちょっと意外かも知れませんが、私は紅茶だけでなく、緑茶や烏龍茶を淹れて飲んでいる事もあるのです。


 ここでは、私のお気に入りの緑茶『宮崎・五ヶ瀬 釜煎り茶』をご紹介しようかと。


 釜煎り茶は普通に市販されている緑茶とは違い、色は薄い黄緑色。味もサッパリとしていてスイスイ飲め渋味はあまり無く、香りは釜で煎ってあるため独特のホッコリした香りを持っています。


 この緑茶は熱いお湯で淹れるのが常道なのですが、私の場合はちょっと変わった淹れ方をします。

 まず湯冷ましに熱湯を取り、ゆっくり60℃ほどに冷まします。その冷ましたお湯で茶葉を浸し、ゆっくりと1分蒸らします。その後いったん淹れたお茶を小さいピッチャーに注ぎ、今度は熱湯を茶葉に注ぎすぐそのピッチャーに追加で注ぐのです。


 こうすると、ぬるいお茶と熱々のお茶が合わさり、美味しく飲める温度になると同時に、ぬるいお湯で抽出した旨味と熱いお湯で出てくる香り、両方の美味しい所が合わさる訳です。


 淹れる道具にもちょっとこだわって、使う急須は取手の無い『宝瓶(ほうひん)』を使用し、ちょっとだけ特別感を出そうとしている訳です。まあ、宝瓶も1500円程度の安いモノですし、湯冷ましやピッチャーも100円均一のモノなんですがね。揃っているだけで、ちょっとだけ高級感も出る…かな。


 和菓子に合わせるには、やはり緑茶も欲しいですよね。そんな事から淹れております。機会があれば、お茶会でも開催してご馳走したい所ですね。

 

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