魅惑の地、パリで起こった小さな出会いから、話はわらしべ長者のように急スピードでゴージャス展開へと続くまさにセレブなお話。
やることがいちいちスケールのでかい腹黒な執事さまにぐいぐい押される主人公。
はたしてミハルちゃんは普通の生活ができるのか?
執事のセルジュさんは腹黒なんですが、でもなんだかんだで一生懸命ミハルちゃんへのお世話に(時々やりすぎなくらい)全力投球で、そこがなんだかかわいらしくてクスっとさせられます。
生まれた土地も人種も価値観も違う二人が、気持ちの差や認識の差をちょっとずつなくしていきながら、少しずつ歩み寄っていく。
読んだ後はなんだか穏やかな笑顔になれる、ほんわかラブストーリーです。