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「あっちじゃバイトも立派なキャリアになる。日本に居ても道は
オランダでプロのロードレーサーを目指しながらアルバイトでも何でもするのだと言う。
暫くはメールのやり取りが続いた。
アムステルダムの運河沿いの道を一緒に走りたい、と言うメッセージと共に美しい写メも次々と届いた。
しかしそれもほんの束の間の事だった。
大学四年になった
そんな時に航介の事を思い出さないと言えば嘘になる。
しかし次第に独りで走る事にも慣れて行った。
航介にしてもロードバイク関係の友人を頼っての渡欧である。悠長に構えている暇などなかったのだ。
徐々に交わすメールも疎らになって行き、
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