第170話美佳の悪い癖

美佳は、酒に酔うと、必ず絡んでくるのが悪い癖。


「だいたい何?なんであの子と仲良さそうに話す?」

「私の時より楽しそうだねえ」

「ヤキモチ焼かせて楽しんでいるでしょ!」


「そんなことないって、たまたま、話が面白かっただけだって」

そう言うと、ますます図に乗って絡んでくる。


「じゃあ、私の話はつまらないって言うわけ?」

「ふーん・・・ふーん・・・」

「ここで泣いちゃおうかなあ」

「たくさんの人の前で、女を泣かせるんだ」

「さあ、泣いちゃおうかなあ」


「おいおい・・・美佳が一番可愛いからさ」

必死になだめるしかない。


「へえ、私なんかの、どこがいいの?」

「あの子のほうが、スタイルいいよねえ・・・」

「それで、可愛いなんて、取り繕ってさ・・・」


「スタイルだけじゃないって」

「美佳が可愛いんだからさ」

もう、必死。


「じゃあ、私がスタイル悪いっていうわけ?」

「どうせね、最近、太り過ぎでさとは、思うけどさ」

「それだって、食べさせすぎるからでしょ?」



・・・アイス大盛りを注文したのは、美佳だって・・・

自分一人で食べているくせに・・・

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