第118話春の朝
ようやく春めいてきたとはいえ、まだまだ朝は寒い。
家の軒にある梅の花も三分咲きがいいところだ。
「たまには」といいことで、家から歩いて10分、海を見に行った。
「うわっ!きれいだ」
青空に青い海、白い砂浜、松林。
ずっと眺めていると「あいつ」のことを思いだした。
「あいつ」も、この景色が好きだった。
今は、どこで何をしているのやら。
あまりにも遠く離れてしまった。
生きているのか死んでいるのかも、よくわからない。
寂しいけれど
思い出す相手がいるだけでも 幸せなのかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます