第48話絶望と希望

毎日のように報道される中東の戦乱のニュース。

悲惨極まりない自爆テロとその被害者、実行者は少女の場合もある。

その他、地震、火事、水害、交通事故、殺人、自殺のニュース。


そんな現代のニュースに限らず、

歴史において、大自然自身の動きや、人間自身が持つ残虐性により、人間や生き物は限りなく何度も絶望を味わって来た。


特に人間の歴史とは、血と涙の痕跡であるのかもしれない。


ただ、そんな絶望の淵にあっても、男と女は愛し合い、子孫に、より良い未来に、希望を託してきた。

人間の歴史には、もう一面ある。

愛と希望を求め、転びながらも、倒れながらも、あきらめず、進み続ける一途な姿である。


何故、その二面があるのか、説明は難しい。


ただ、今わかることは、この言葉だけになる。


「これからも、絶望の淵にあっても、動き続ける心臓がある限り、人間は、愛しあうことを止めることは、できない」





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