17. 消えた林下。

あいつなんかに負けたくないけど、悔しいけど、

仲間としての意識を持たなきゃだから…。頑張ろう。


--


「ぷっは〜〜〜っ!また一杯やるか〜!!!」



山口「ぷっは〜〜〜っ!また一杯やるか〜!!!」

山田「お前、酒扱いそろそろやめろ(笑)」

山口「えーっだって、楽しいじゃんっ!」


山口先輩と山田先輩のいつもの茶番が始まる。

俺はふと疑問になり、先輩たちに聞く。


「そういえば…山口先輩と山田先輩は仲が良いですけど…

喧嘩したときってあるんですか?」


山口「喧嘩…?幼稚園以来してないんじゃね?」

山田「そんな前だったっけかー?」


「まず幼稚園から一緒ってこと初耳です…。」


虎太郎くんが混ざってくる。


山口「いや、保育園からなっ!」

山口「そう、保育園からなっ!」


「どっちも同じですよ…。」


苦笑いしながら虎太郎くんは呆れた顔をする。

すると、大きい足音が近づいてくる。


「なあ、林下くんいねーよ!?」


息を切らして走ってきたのは直樹。


「まじかっ!!!どこ行ったんだ〜イケメンくぅ〜んっ!!!!!」


両手を口の横に当て、山口先輩が体育館中に声を響かせる。、


「探しに行こうぜっ!」


青太くん。


「おう!」


虎太郎くん。みんなが探しに立ち去っていく。

そんな中、俺は...なんだか嫌で、

1人探しに行かないことにし体育座りをしている。

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