16. 真島先輩と俺。
確か... 直樹が上げたトスを打とうとしたら倒れて...
あ、行かなきゃ...。うっ!!!
(ガラガラ)
☆
(ガラガラ)
「あ、起きた?よかった...。落ち着いたか…?」
ドアを開け一息ついたあと、真島先輩が俺のベッドの横の椅子に座る。
「…落ち着けません。」
「...そうか。」
沈黙が続く
「先輩。俺、あいつにいじめられてたんです。」
俺はベッドに座ったまま下を向く。
「...そうか。辛いよなあ〜。お前程ではないと思うけど気持ちはわかる。
俺もいじめられてた時期があったから。」
え... 真島先輩が? どうして…こんな良い人が…。
「けど、直樹が助けてくれたんだ。情けねえけどよ。エースとしても、年的にもな。本当あいつ超良い奴だよ。」
真島先輩はどこか一点を見つめて話す。
「知ってます。」
俺は真島先輩のほうを見たままそう言う。
「お?おう(笑)」
1番良い奴だって知ってるのはきっと俺だ。
あいつは何でもできて、正直強すぎるくらいに。
「よし、そろそろ戻るか?」
「はい。」
あいつなんかに負けたくないけど、悔しいけど、
仲間としての意識を持たなきゃだから…。頑張ろう。
--
「ぷっは〜〜〜っ!また一杯やるか〜!!!」
「お前、酒扱いそろそろやめろ(笑)」
「えーっだって、楽しいじゃんっ!」
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