15. 落ち着け俺。
「はい…。」
直樹は林下を睨みながら立ち去った。
キュッ...ダダダッキュッ...バシンッ!
☆
キュッ...ダダダッキュッ...バシンッ!
くそ…っ なかなか入らない…なぜ…。
「さっきからなかなか入りませんね。」
顧問の寺野先生だ。
「そうだな...。さっきのちゃんと聞いたか!小高!!
過去に何があったか知らねえが今は仲間だ!落ち着け!」
…よりによってなんで林下が来るのか…
こんなの落ち着けるわけもない…。
キュッ...!...ダンッ!.......
「小高!!!!!」「海人!!!!!」「小高先輩ッ!!!!」
あれ... 意識が... 遠のいてく...。
--
“うっ!!”
…ここはどこだ…?霞んで見えない...
ハッ!
確か... 直樹が上げたトスを打とうとしたら倒れて...
あ、行かなきゃ...。うっ!!!
(ガラガラ)
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