15. 落ち着け俺。

「はい…。」


直樹は林下を睨みながら立ち去った。

キュッ...ダダダッキュッ...バシンッ!



キュッ...ダダダッキュッ...バシンッ!


くそ…っ なかなか入らない…なぜ…。


「さっきからなかなか入りませんね。」


顧問の寺野先生だ。


「そうだな...。さっきのちゃんと聞いたか!小高!!

過去に何があったか知らねえが今は仲間だ!落ち着け!」


…よりによってなんで林下が来るのか…

こんなの落ち着けるわけもない…。


キュッ...!...ダンッ!.......


「小高!!!!!」「海人!!!!!」「小高先輩ッ!!!!」

あれ... 意識が... 遠のいてく...。


--





“うっ!!”

…ここはどこだ…?霞んで見えない...


ハッ!


確か... 直樹が上げたトスを打とうとしたら倒れて...

あ、行かなきゃ...。うっ!!!


(ガラガラ)

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