14. 9年前のあいつ。
「何、知り合い!?」
青太くんもその人と俺を見て目をキラキラさせ興奮している。
直樹も黙ってしまった。
☆
直樹も黙ってしまった。
これを読んでいるみんなも気づいたかもしれない。
※6話参照
こいつの父さんが、直樹が習っていたバレーの先生。
そして俺が小2のときにいじめられていた集団のボス的人間だ。
テレビに出ていることも知らなかったのでビックリした。
きっと、反応から見て直樹もそうだ。
「あっれれーっ?覚えてないのかなぁーっ??
小学生のとき仲良かったー?林下〜?城夜〜〜〜っ!♪」
直樹が俺の前に来て口を開いた。
「なんのメリットがあってここに来たんだ。」
眉間にシワが寄っている。
「う〜ん、そうだな〜…。まだ君たちがバレーしてるって聞いたもんで。
ほら、前の試合のときテレビに映って学校晒されてたじゃん☆」
ここはとりあえず俺は黙っておいたほうがいい。
「はあ... だから何ですか?僕らに用があるんですかあ?
ないなら即座に帰ってほしいんですけど…」
高橋さんが間に入る。
「お前ら、過去に何があったか知らねえが、今は仲間だ。
これから先、練習も試合も一緒になる。ちゃんと意識しろよ。」
「はい…。」
直樹は林下を睨みながら立ち去った。
キュッ...ダダダッキュッ...バシンッ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。