12. 転校生がやってきた。

「うおっ!?お前泣いてんのかあ!?!?

うおおおおお俺の胸で泣けええええ!!!」


しゃがんでいた真島先輩は立ってゴリラのように胸を叩く。



しゃがんでいた真島先輩は立ってゴリラのように胸を叩く。


「... 真島先輩、たくましい胸ですね。」


直樹は真島先輩の鳴り止まった胸にそっと右手を当てた。

みんな笑っている。


--


キュッ...ダダダダ ベシャッ!


山口先輩が転んだようだ。


「うお、大丈夫か!?(笑)」


山田先輩が声をかける。


「いって…。」


山口先輩は膝を抑えながら立ち上がった。


「お前... その顔...!ぷぷっ(笑) これは爆笑もんですねぇ〜っ(煽り)」

「ひでーよ!いてえんだよ!!(笑)」


すると、うちの学園「エクセレント学園」の制服を着た

見たことのない人がマネージャーの大川さんと楽しそうに話している。


「大川さん、その方は...。」


俺は、おそるおそる近寄りマネージャーに聞く。


「マネージャーさんっ!紹介よろしく〜!!」


チャ…ラ…。サングラスと首元にあるヘッドホンをつけたその人は

ポケットに手を突っ込みながら言う。

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