6. 俺が人間不信になった理由。
「今の言葉のどこから金持ち要素読み取ってんだよ(笑)」
「もう全てから僕推測しちゃうんでっ!キラーン☆」
「適当か...(笑)」
俺はようやく口を開く。
☆
俺はようやく口を開く。
「先輩。また明日。」
俺は、あまり人から話しかけられるまで話しかけることが苦手なので、
真島先輩は俺をキョトン顔で見つめ、
「おう、またな。」
そう言って俺の頭をクシャッとし、
「みんな気をつけて帰れよ〜!」
と手を振りながら帰って行った。
... かっこいい.....な..。
--
そうそう、話は変わって俺が小学生の頃の話。
まだ話していなかったよね。
その頃の俺は 性格もきっと違っていた。もっと明るかった。
自分でなんとなく...だけど、ずっとそんな気がしている。
だけど、こういう今の性格になったのは9年前のこと。
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“ ダンッ! ”
佐藤「お前がいる意味ねーんだよっ!」
田中「存在邪魔なんだよ!!」
関「さっさと消えろ!!!」
林下「なんで死なねーんだよー(笑)」
いじめのボス的な奴が林下。最終的にそいつら全員で
「消ーえーろ!消ーえーろ!」
ってずっと手を叩きながら俺の前でリピートしてた。
ケラケラと笑いながらみんなでね。
俺の腹を踏んだり顔を殴ったり、
画鋲を椅子に置かれたり上履きに画鋲を入れられたり...。
他にもたくさんあるけど。
そんなときに、いつも助けてくれたのは直樹だった。
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