第2話 戦闘中って…。
「えーと…その…あれ?」
まったく…。
ワケわからん展開がこうも続くとは…。
これはあれだな。
夢から覚めたと思ったら、夢でしたってやつで…。
「貴様っ!まだふざけるつもりかっ!さっさと指示をだせっ!」
ゴツンッ!
ぐぁっ!
このリアルな痛み…。
夢じゃなさそうだ…。
しかしどういうことだ…?
なんで俺がワンスラの中にいるんだろう…。
まるで漫画かゲームみたいな話じゃないか…。
とりあえず状況を確認してみよう…。
俺の正体とかはまぁ…後でいいや。
「んーと…あの…失礼なんすけど…今ってどういう状況…なんすかね…?」
俺の台詞にカチンときたっぽい魔王改めクリスは眉間にシワを寄せるが、怒るのもめんどくさくなったのか、早口で現状を説明してくれた。
「今は戦闘中だ!あの大規模ギルド「7つの宝珠」が城門まで迫っている!こちらの戦闘員も相当削られた!もう軍師のお前しか頼れないんだ!」
「7つの宝珠」…。
聞いたことあるな…。
ワンスラの中でも一二を争う大規模ギルドだ。
なんでも、リーダーが相当強いとか…。
とはいえ…。
この俺も一度は「7つの宝珠」と戦ったことのある戦士だ。
あいつらの弱点はある程度知っている。
俺は自信満々にクリスにいい放つ。
「よっしゃ!あいつらなんかやっつけてやるよ!俺に任せろ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます