使える時、八本。 ~変える時は、木とす~
どこでどんな言葉を交わしたのか。
俺は君のすべてを、いつでも思い出すことが出来る。
……この言葉は、大恋愛にこそ当てはまるものだろう。
でも悲しい事実がここにある。
そんな体験をしたことが無い俺にも当てはまってしまうということだ。
だって同じクラスになれたというのに、まだ三回しか会話したこと無いもん。
一回目、五月二十五日。
シャツが出ているぞ。見下げ果てた男だな、だらしのない。
二回目、九月四日。
こんなところに消しゴムなど落とすから転んでしまったではないか。
お前はあたしを嫌っているようだが、こんな嫌がらせは二度とするな。
三回目、さっき。
……その言葉は、危うく自分に課した戒めを破り、調子に乗って喜びを詞にして歌い出しそうになるほどのものだった。
魔法の言葉だよな。
「頑張ってくれ」、だってさ。
でも、俺はいいんだ。ここから見ているだけで。
だって、もしもこの気持ちを口にして、ふられてしまったら。
こうして君のことを想うことすらできなくなってしまうから。
……まだ愛は始まらず、それを恋とすら呼べない、そんな序章。
十月二十六日。
夜七時。
俺達の教室、つまり三年C組は、
「ジュリエットの短剣はまだできねえのか!」
「決闘シーンの曲を短くしろだって? 今から作り直せってのかよ!」
「またセリフ変更? もう勘弁してよ、覚えきれないって」
「ベニヤが無いって言われても知らないわよ! プロマネの二条に聞いて!」
明日から始まる文化祭。
その初日、朝の九時開演という舞台の準備。
これがそんな光景だと誰が信じることができようか。
当事者たる俺が言うのもなんだが、こんな状態でまともな劇などできようもない。
自分たちの怠惰や不徳が原因だったなら、そらみたことかと自業自得を笑われても仕方がない。
だが、俺達は余裕をもって準備を完了したうえで、より良い作品にすべくたゆまぬ努力を積んできた。
高校生活最後の文化祭に、クラス全員が全力を注いできたのだ。
悪いのは、おととい急に劇の時間の短縮を通達してきた文化祭実行委員会と、誤っていくつかの大道具と小道具を捨ててしまった清掃業者。
誰もがパニックに陥って、空回りするばかりで効率が悪いことこの上ない。
俺は一人、皆の悲鳴を耳の端に捉えながらノートパソコンと向き合っていた。
「台本の直し、順調か? お前だけが頼りなんだ、頼むぞ
俺は、肩を叩かれて振り向いた。
そこには、二条の疲弊しきった横顔があった。
もともと台本は他の奴が担当で、俺は小道具係だったんだ。
でも、そいつはお姉さんの結婚式ついでということでハワイへ旅行中。明日の早朝まで帰ってこない。
そこで、台本の
「俺だけが頼り? おまえ、皆に同じこと言ってるんだろ」
「当たり前だ。それがプロジェクトマネージャーの仕事だからな」
そう言って苦笑いなど浮かべているが、こんなの二条らしくない。
いつもなら他の部門の進行状態など適切な情報を持ってくるし、いらんおべっかを言うような奴じゃない。
「二条、ほんとに間に合うと思う?」
「大丈夫。ここからは効率が桁違いに上がる。調整役をバトンタッチしたからな」
「お前、昨日も寝てないんだろ? よく頑張ったよ。で、誰に頼んだの?」
「もちろん、我らが姫様だ」
「……
俺が意気を落とした返事をすると、二条は苦笑いを濃くしながら、
「七色は、なぜそんなに姫様を嫌うのだ。素晴らしい方だぞ? そしてこの窮地も、軽々と救ってくれるだろう」
「別に嫌ってないよ。それより、お前はちょっと寝とけ」
「ああ、そうさせてもらう」
フラフラと教室の隅へ足を運ぶ二条が口にした呼び名。——姫様。
この学園で知らぬ者などいないあいつなら、確かに今の状況にうってつけだ。
でも、あいつの力なんて借りたくはない。
俺は俺のやり方で、この窮地を救うんだ。
この劇はロミオとジュリエットをハッピーエンドに、しかもコントにしたもの。
ケンカしながら作ったもので、お客さんを笑わせることなどできるはずは無い。
机の上の缶コーヒーが、さっきから視界をかすめる。
これは十河が激励の言葉と共に置いていったものだ。
飲みたいけど、これを飲んだら負けな気がする。
そんなことを思いながら、俺はキーボードを叩き始めた。
……狙っていたわけでは無いのだろう。でも、そのタイミングは何だ。
俺がノートパソコンに改めて向かったと同時に、教室の扉が開く。
「皆、待たせた。ベニヤを手に入れて来たぞ」
凛とした声が響き、それに呼応して大きな歓声があがった。
ベニヤや資材の調達に
その声の主は、ストレートの長い黒髪をなびかせるクールビューティー。
彼女こそ、校内生徒全員から愛され、姫とあだ名されるクラスメイト。
十河
「先ほど二条から連絡を受けたので、今後はあたしが指揮を執ることになった。皆の奮闘に期待しよう」
この口上を聞いて、おうと返事をしない者などいない。
圧倒的なカリスマ。
圧倒的な指揮能力。
彼女が名指しで次々と指示を出していくと、まるで全ての歯車が嚙み合うように効率良く作業が進みだした。
「短時間で、取って付けたような背景を作るのではない。いままで何日もかけて作ったではないか。あれを練習と思って、自分の中で納得のできる物を作ると良いぞ」
そしてこの気遣いだ。大道具班の皆が腐りかけていた心を熱く燃え上がらせると、その熱が周りにも移っていく。
お互いに掛け合う声に活気が、正確さが溢れていく。
……そんな様子を肌で感じて、俺は苦々しい気持ちでいっぱいになった。
「セットの方は
「さっき全体の尺を調整し終わりました。BGMの方は何とかなりそうだけど、台本は七色次第ですよ、姫様」
「姫ではない、殿下だばか者。……七色、状況を説明してくれ」
なんと返事をしたものか。いや、面倒だから返事はしないでおこう。
俺は、俺のやり方でこの窮地を救う。
プリンターがちょうど決闘シーンの台本を印刷し終えたので、それを監督の一之瀬に運んでから再びキーボードを叩き続ける。
「……おい、七色。状況を説明してはくれまいか。あたしは、マネージャーとしてこの劇を成功させるために……」
「さっきのにジュリエットの出番もある。セリフ変わってるから、すぐに覚えて」
「う、うむ。ジュリエット役の責も果たすつもりだが、しかし……」
十河が言葉を選びながらたどたどしくつぶやく後ろで、俺が待っていたものが沸き上がった。
「わっはははははははは! なんだこりゃ!? ちょっ……、役者チームはみんな集まれ! 決闘のシーンなんだけど、まずは読み合わせだ!」
俺は十河にもう一部、印刷された台本を手渡してからクライマックスシーンの手直しに取り掛かった。
彼女がひとつため息をついて何かを言おうと口を開いた時、今度は大勢の笑い声で教室が満たされる。
「ああ、ジュリエット! お前って女は、どうしてそんななの!?」
「ジュリエットは俺が読むぜ。ごほん。……こら、しゃきっとせんかロミオとやら。こんな奴くらい、あたしの剣で打ち倒してくれる」
「待てよジュリエット! 俺、いとこのティボルトだよ? 覚えてねえの?」
「覚えておらん。だが小さい頃、ごはんの度に貴様に取られていたハムの枚数ならよく覚えている」
「覚えてるじゃねえか!」
「ねえジュリエット。僕は彼と示談したところなんだ、蒸し返さないでよ。今どき駅前の一戸建てなんて簡単に手に入らないよ? 君だってアパートの二階住まいじゃないか」
「おい貴様、ロミオとやら。どうしてお前はそう、ロミオなんだ?」
「昨日から気になってたんだけど、僕の名前、ダメな子って意味の形容詞に使うのやめてくれないかな」
「四枚だぞ!? なあおい、四枚だぞ!?」
「ハム思ったより少ねえな! 許してやれよ、ハム!」
「ということで、積年の恨みをこのどさくさに紛れて晴らすとしよう」
「ちょっと、まじ? ならばお前を倒して、キャピュレット家四天王の座は俺がいただく!」
「ふむ。おい、貴様、マキューシオと言ったか。生きているか?」
「死んでるんだけど。話しかけるのやめてくんない?」
「あたしの言うことを聞いてくれたら、いいものをやろう。駅前の一戸建てだ。後で鍵を渡してやる。……あと、あたしも合鍵を作っておく」
「ちょっ、ジュリエット! それ俺が貰う予定のやつじゃないよね? あとさ、死体と浮気しないでくれる!?」
「よろこんで何でもやろう。あれを倒せばいいのだな? あと、ロミオはいいところで口を挟むんじゃないよ。まったくお前は、昔っからロミオだな」
「お前まで!? ねえ、近所に広まっちゃうからその使い方やめて! ほら、買い物かご下げたおばちゃんが俺を指差して「ロミオってる」とか進化させ始めた!」
役者チームの熱のこもった読み合わせに、教室中から笑いが起こる。
すると笑い涙を手で拭った男子が、ペンキを顔に塗ってしまい、笑いの連鎖反応が起きた。
「七色、バカなの? 天才なの?」
「失礼な。俺はどこにでもいるごくごく普通の高校生を目指してるのに」
「でもさあ、ここまで名作いじって叱られねえかな?」
「もともとコメディータッチの悲劇なんだ。原作イメージに近いと思うぞ」
「うっそだー! まったく七色は、どうしてそう七色なのよ?」
「そうそう、あいつ、七色ってるよな」
さらに爆笑。
腹を抱えて転がるやつまで現れた。
だがこうなると、この堅物お姫様が黙っているはずなどない。
「こ、こら! 作業の手を緩めるな!」
十河の
そしてお互いに冗談を言いながら、遊び心を織り交ぜながら作業を続けた。
俺も笑顔を浮かべて、台本を手直ししていく。
ほぼ半分は新しいセリフになったというのに、文句を言う役者もいない。
皆、お腹を抱えて笑いながらセリフを覚えて行った。
だが主役のジュリエットだけは、ずっと不服そうな顔を浮かべ続けていた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
もう三時か。
なんとか作業を終えた皆は、先生が用意してくれた寝袋にくるまって
俺は、ついさっきまで頭をフル回転させていたおかげで眠気が無い。
そんな夜更かしのおかげで、学校の屋上からたった一人、深夜の月を眺めるという
田んぼと畑に囲まれたど田舎の高校だ。都会のように、宇宙が建物で切り取られることなどない。
見渡す限りの星の海。その中心で小さく輝く月の光は、凛として孤高。
であるがゆえに、一人ぼっちの寂しさを抱えているように見えた。
……俺は、言いたいことが言えなかった。
やりたいことができなかった。
まるで地面から届くはずのない月を見上げて、もがいている亀のよう。
今日のお題は、それにしようか。
俺は後ろポケットに丸めて突っ込んでいたルーズリーフを開き、『月と
それをひらがなで書き直して、いろんなところに句点を書き込んでみる。
ふむ。「す」と「っぽん」の間に打った点が面白そうだ。
日本。一本。六本。
ならば文字を置換するためのきっかけを作って……。
俺は暗号作りに没頭し始めると、他のことに
ふと気付けば、お題にしたすっぽんのように地面で丸まりながら作業していた。
しかしこれは、彼女のことを想いながら作る初めての作品。
納得のいくものに仕上げたい。
……まあ、自虐的な所が玉に
変える時。うん、いい言葉を思いついた。
きっぽん。違う。
変える時い。違う。
……「は」。八本。変える時は。よし。
俺は、完成したばかりの暗号を新しいページに清書して、まじまじと見つめた。
使える時、八本。 ~変える時は、木とす~
うん。変えろと命じたヒントそのものが変換キー。面白く作れた。
「かえるときは」を、「きとす」に変えれば……。
「やっと終わったか。随分熱心だったが、何を書いていたのだ?」
「うわあああ!!! そ、十河! お前、いつから!」
顔を上げると、目の前にしゃがんでルーズリーフを覗き込んでいる女がいた。
俺は慌てて暗号を手で隠したのだが、ずっと見ていたのなら今更隠しても意味がないことに気付いて、急に恥ずかしくなった。
大丈夫だよね。試行錯誤してるうちに、好きな人の名前とか書いてないよね?
「なんだ、見られて恥ずかしいような物だったのか。配慮が足りず申し訳ない」
「い、いや、恥ずかしいというか……。それより、十河は寝ないのか?」
「ああ、一度寝てしまうと覚えたセリフを忘れてしまいそうでな。ならばと、こうして台本片手に校内を散歩していたのだ。深夜の学び
そう言って、十河は月光へ振り返った。
白の中に、両手を広げた細いシルエット。
零れる月の輝きが、
……そんな堂々とした立ち姿が、急に影を落とした。
「なあ、七色。お前は、あたしの指揮が不服だったのか? なぜ否定するような真似をしたのだ」
ああ、さっきの話か。
「不服だったわけじゃない。……多分、十河の指示でいけば、全部の作業が一時には終わってたと思う」
「ならば、邪魔をしたというのか?」
「そうじゃない」
「違わんだろう。お前は、その……、あたしを、嫌っているようだし」
「そうじゃないって」
「違わんだろう」
まいったな、面倒な姫様だ。
こういう時は……、ああ、何かの小説で読んだな。
俺は空を指差した。
「十河、月」
「ん? …………誤魔化すな」
「月が見てる。笑われないために、まず落ち着け。全部話すから」
「おお。素晴らしい表現だな。確かにあたしらしく無い物言いだったかもしれん。このままでは月に笑われたままになる」
十河は未だにすっぽんな俺の隣に並ぶと、しゃがんで月を見上げた。
「では、邪魔をしたわけでは無いという話から聞こう」
「……あの作品は、コントだろ? お客さんを笑わせてなんぼだ」
「ああ、そう思う。だがお前の脚本、冗談の意味が半分ほどしか理解できずに難儀しているのだ。もうちょっと平易なものではいかんのか」
いや、そんなこと言われても。
にらまれても。
……怖いよ、にらまれても。
俺は目を逸らしながら、
「違う話になってるよ。それは後にしてくれ」
「あ、ああ。これはすまん。続きを頼む」
「えっと、書き割りのアパートの絵を見てお前も笑ってただろ?」
「実に遊び心のある良いものだった。客席からは見えないと思うがな」
「あの絵、十河の指示だと生まれなかったと思うんだ」
秋の夜風が十河の髪を鳴らす。そんな沈黙がしばらく続いた。
怒ったか、理解してくれなかったのか。
俺は横目で伺いを立てると、予想に反してしきりに頷く彼女の姿があった。
「なるほど、
「……分かってくれて嬉しいよ。じゃあ、そろそろ寝ようか」
「待て。二つ目の話がまだだ」
ちっ。覚えていたか。
「あたしを嫌っていないなら、なぜいつもあたしを遠ざけるような真似をする」
こんなの、答えられるはずなんか無い。
理由を言ったらこうやって話すことすら無くなるぞ。
俺は、手で隠していたせいでくしゃくしゃになった紙を十河に手渡した。
「なんだ、これは」
「俺の心境。そこに、理由が書いてある」
「…………使える時、八本。変える時は木とす。……どういう意味だ?」
「暗号だよ。普通には読めない」
「意地悪な奴だな。やはりあたしを嫌っているではないか」
俺はため息をつきながら、下書きをした紙を見つめた。
そこに、やはりというか、意識せずに書いた好きな人の名前を見つけて慌てて手で握りつぶした。
「だが、それは捨て置くとしてだ。面白い趣味だな」
「え? 捨て置くのかよ」
「かまわん。七色があたしを認めてくれなくとも、あたしは七色を認めざるを得んからな。先ほどの手腕といい、この暗号といい」
「す、すごいな」
「ふふっ。その調子で、今夜のうちにあたしを認めてくれても構わんのだぞ?」
いつもクールな無表情の十河が、光の加減で少し微笑んだように見えた。
……ああ、お前は本当にすごい。
だが、だから俺が離れていくことには気付いてくれないようだがな。
「暗号書いて、褒めてもらったのは初めてだ」
「まるで読めやしないがな。それでこそ暗号なのだろう?」
「……俺の夢は、誰かに俺の暗号を楽しんで解いてもらうことなんだ」
「なるほど。世には、これを楽しんでくれる者もたくさんいよう」
十河は立ち上がると、俺に紙を返してきた。
……楽しめなかった紙を、返してきた。
俺は目を逸らしながら、少しだけ乱暴に紙を受け取る。
こんなものに、何の意味があるのか。
誰の目にも触れない暗号に…………、ん?
綺麗に伸ばしてある。
十河に渡した時には、くしゃくしゃだった紙が。
俺が慌てて十河を仰ぎ見ると、月の中から彼女の声が聞こえた。
「暗号の場所に、宝など埋めたら楽しそうだな。うん、学校全体を使って宝探しだ。その暗号を見ていたら、楽しくなってきたぞ」
「……お前、この暗号読めやしないのに。楽しいのか?」
「言ったはずだ。面白い趣味だと思うし、そんな物を作ることが出来るお前を認めざるを得んと。こんなにもあたしを楽しい気分にさせる」
逆光で、彼女の表情を読み取ることはできない。
本心なのか、社交辞令なのか。
だが、どちらでもいい。
……ただ、うれしい。
「では、そこに宝でも埋めておいてくれ」
「これは場所じゃない。俺の心境だって言ったろう」
「おお、そうだったな」
「……ありがとう、十河。俺の夢、一気に大きいものになった。やろうか、宝探し」
「和解には至らなかったようだが、感謝の言葉を貰えてなにより。では先に行くぞ」
「ああ。お休み」
月が離れていく。
少しだけ触れることが出来た気がしたが、それは錯覚なんだ。
すっぽんが、どうあっても月に触れることなどできやしない。
彼女が俺に微笑みかけてくれることなど無いのだ。
俺は、微笑みかけてくれる方の月を見上げながら、こう思った。
いつか月の方から、俺の元に近づいて来てくれないかな、と。
序章、完。ひょっとしたら、いつかどこかへ続く。
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