第35話 セパレートティーなるもの

 さて、インスタグラムやカフェのホームページなどで、紅茶とその他の飲料が『層』になって綺麗にグラスに収まっている画像、ご覧になった事はありませんか? 続きましては、そのちょっとお洒落な紅茶『セパレートティー』について特集します。


 『セパレートティー』とか『プースカフェスタイル』など呼び方は色々とありますが、要は液体の比重ひじゅうを利用して層を作り、色の違いを見て楽しむものになります。ひとつこういうメニューがあると、注文したくなりますね。


 「作り方は難しいのでは?」と思われるかも知れませんが、そんな事はありません。それぞれの比重の違いを理解しゆっくり注げば、どなたでも作る事が出来ます。


 用意する液体は、色つきのシロップ・透明なガムシロップ・オレンジやアップルなどのジュース・無糖の紅茶(簡単にするならアイスティー)・無糖の炭酸水です。

 ホットでも作れますが、アイスの方が簡単です。


 作り方ですが、まずはジュースの方にガムシロップを溶かし、比重を高くしておきます。その後グラスに色つきのシロップを少量注いでから、氷をグラスの口いっぱいにまで入れておきます。

 後は、ガムシロップを溶かしたジュース・アイスティー・炭酸水の順にゆっくり注ぐだけ。コツとしては、氷に伝わらせるようにしてゆっくり少しずつ注ぐ事。絶対に焦ってはいけません。

 これで、4層のセパレートティーが出来ます。分量に関しては、お好みで大丈夫です。


 まずはジュースを抜いて、色つきシロップ・アイスティー・炭酸水の3層から始めてみてはいかがでしょう。3層の方が、味のバランスも良いですし。


 ホットで作る場合は、炭酸水を除いてジュースの代わりにミルクを使い、耐熱グラスに柄の長い『バースプーン』などを伝わらせて、やはりゆっくり少しずつ注いで行けば、ホットでもセパレートティーが出来ます。若干冷めてしまうのが難点ですがね。

 この場合は、色つきシロップ・ミルク・紅茶の3層になりますね。


 そして召し上がり方ですが、スプーンやマドラーで思いきってすべて混ぜてしまって召し上がるのが良いかと。そのまま飲んでも味がバラバラになってしまいますから。





 このようなお洒落な紅茶も存在しますので、良かったら召し上がったり作ってみたりして下さい。なかなか美味しいですし、インスタ映えしますよ。

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