第28話 紅茶をプレゼントに使用する件

 また今回も、紅茶に関するコラムを上げて行こうと思います。お暇な方々は、どうぞ宜しくお願い致します。


 今回は、贈答品の中身に紅茶を使う事についてです。最初にお断りしておきますが、是非を語る訳ではありません。ただ、ちょっと人を選ぶかな、と思うので語らせて下さい。


 筆者は紅茶好きを公言しておりますので、各方面から紅茶を頂きます。その経験も反映させておりますが、あくまで個人的なものですので、ご承知下さい。





 まず、紅茶は嗜好品です。飲む人間の好みが如実に反映されます。そのため紅茶好きと一概に言っても、「ダージリンが好き」とか「アールグレイが苦手」とか、好き嫌いが別れる部分があります。かく言う私も、ローズティーとジャスミンティーは苦手です。


 そして頂いた側の紅茶を淹れる技量も、考えなければなりません。普通の紅茶好きである場合、普段はティーバッグで淹れているのか茶葉でも淹れるのか、そこも知っておくべきでしょう。私のようにティーポットで茶葉から淹れてる人間なら、茶葉でもティーバッグでも大丈夫ですが、ティーポットや茶漉し付きマグカップなどを持っていない方の場合、茶葉を差し上げても淹れられませんので。


 と言う事で、紅茶をプレゼントするには、頂く側の好みと技量を、差し上げる側がある程度事前に調べておかないとまずいという、なかなかにハードルの高い品物になると思うのです。


 しかし、好みがガチッとハマった時には、物凄く喜ばれる品物になると思います。私も好みの紅茶を頂いた時には、柄にもなくガッツポーズをしますし。


 ですので、贈答品として紅茶を選ぶ場合、普通の紅茶好きの方なら、無難に香りの付いていないティーバッグを選べば大丈夫だと思います。アールグレイなどの香りの付いている紅茶は、好みが別れますので。茶葉の場合は、贈る側に知識が必要なため難易度が高いですから、避けるのを推奨します。また、受け取る側に「こういう紅茶を手に入れたんだけど飲む?」と、直接的に聞いてしまうのもありだと思います。





 紅茶・お茶の専門店でも、購入する時には必ず「贈り物ですか?」と問われます。そういう意味でも、贈答品として紅茶はよく扱われているようです。


 ただ、ちょっとだけ配慮して頂いて、頂く側はどういう好みと技量なのか、ちょっと調べて頂いてから贈ってあげて下さい。現在はTwitterなどで普段の紅茶を飲んでいる環境がわかりますので、そういう所で調べても良いかと。

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