第27話 簡単アレンジ 一工夫で美味しくなる紅茶。その2

 さて今回のお話は、ティーバッグで作れるアレンジ紅茶の第2段です。


 普通のティーバッグの紅茶を普通に淹れていては、普通の味わいしかありませんですわな。そんな所にアンチテーゼとしまして、このようなレシピを掲載させて頂きます。


 なお、ティーバッグでの紅茶の淹れ方・アイスティーの淹れ方は、過去に掲載しましたお話(19話と20話)を参照なさって下さい。




●サンセットティー

 使う材料は、香りが付いていないティーバッグの紅茶・グレナデンシロップという赤色のシロップ・無糖の炭酸水の3つです。

 まず、ティーバッグの紅茶を淹れて氷で冷やし、アイスティーを作っておきます。

 次にグラスにグレナデンシロップを入れ、底に貯めます。だいたいグラスの10分の1程度で。その後にキューブ氷をグラスいっぱいに入れます。

 で、アイスティーを氷を伝わらせてゆっくり注ぎ、シロップの上に貯めるようにします。だいたいグラスの7分目まで。

 その上に、やはり氷に伝わらせるようにして、無糖の炭酸水を注ぎます。

 これで、上から下に行くにしたがって色が濃くなる、夕日が沈むようなグラデーションが作れます。

 飲む時は、マドラーやストローなどで、底のシロップを掻き出すように混ぜて召し上がって下さい。




●ティーカプチーノ

 普通のミルクティーも美味しいですが、ちょっと一手間。ミルクを電子レンジで少し温め、ミルクフォーマー(100円均一でも販売しています)で泡立ててフワフワの泡をタップリ作り、それを紅茶と合わせると、紅茶のカプチーノが出来上ります。

 紅茶は出来れば、ティーバッグをふたつ使って濃い目に淹れると、より美味しいと思います。泡立てたミルクは、通常のミルクよりも甘さを少し強く感じますので。また作ったカプチーノの上に、ココアやシナモンの粉末をちらしても、美味しいかと。

 またミルクフォーマーですが、無くても泡立て器があれば大丈夫です。手鍋にミルクを入れて火にかけ、温まったら泡立て器でシャカシャカと泡立てれば、同じようなフワフワの泡が作れます。




●ホットバタード・ラム・ティー

 カクテルに『ホットバタードラム』というものがあります。それの場合はお湯を使いますが、そのお湯を紅茶に代えて作るものです。

 紅茶はティーバッグを使って普通に淹れます。そこに、角砂糖1個・ラム酒ティースプーン1杯・バター1欠片(2g程度)を入れて出来上り。スプーンで混ぜてから召し上がって下さい。なお分量は目安ですので、お好みで増やしたり減らしたりして下さい。

 もちろんお酒が入りますので、未成年はご遠慮下さい。飲酒運転もダメですよ。



 いかがでしたでしょうか。いつも召し上がっているティーバッグの紅茶も、少し手間をかけるだけで、ちょっと違う顔を見せてくれます。


 皆様も、美味しくタップリと召し上がって下さい。

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