第20話 ティーバッグで作るアイスティー2種

 アイスティーって、夏に需要があるのは当然ですが、冬場の乾燥した室内でも美味しく頂けるので、冬にも需要があるんですよね。


 前回はティーバッグの手間をかけての淹れ方をお伝えしましたが、今回はその続きで、ティーバッグでアイスティーを淹れる方法を2種、お伝え致します。


 基本の淹れ方は前回を参照して頂くとして、今回は重要なポイントだけを説明させて頂きます。





 まずは『オンザロック』から。


 用意する道具は、カップ、ふた、グラス、マドラー(箸で十分です)、ティーバッグと氷です。


1、まずは、前回の基本の淹れ方に沿って紅茶を淹れます。この時、入れる熱湯の量を100cc程度と少な目にして、ちょっと濃い紅茶を作ります。


2、グラスにいっぱいのキューブ氷を入れて、そこに淹れた紅茶を一気に注ぎます。


3、マドラーなどでしっかりかき混ぜます。これで出来上がり。ゆっくりお召し上がり下さい。


 注意点ですが、2~3の工程を手早く行って下さい。そうしないと、白っぽく濁ってしまい、美味しそうな透明な琥珀色になりませんので。

 メリットとしては、1杯からその場で淹れられる事。デメリットとしては、氷で薄めつつ冷やすのでちょっと水っぽくなってしまう事です。





 もうひとつは、『水だし』です。


 用意する道具は、1リットルほど入るピッチャーとティーバッグです。


1、ティーバッグを10個前後用意し、紐とラベルを切っておきます。


2、ピッチャーに1リットルの水を入れ、ティーバッグをすべて投入します。


3、冷蔵庫に入れて一晩置いとけば完成です。氷の入ったグラスに移して、お召し上がり下さい。


 メリットとしては、大量に作れる事と渋味が余り出ない事。デメリットとしては、とにかく時間がかかる事。最低でも3時間以上は浸けておいて下さい。5時間あれば十分です。





 どちらも、作ってから半日程度(約5時間程度)で飲みきって下さい。特に水だし紅茶は、冷蔵庫の中に入れてても悪くなりやすいですから、余ったら容赦せず廃棄して下さい。


 一度、時間が経ちすぎた水だし紅茶を飲んだ事がありますが、妙な渋味・エグ味が感じられ、すごく不味かったです。


 注意点さえ守って頂ければ、ほとんどのティーバッグの紅茶で、美味しくアイスティーが淹れられます。お時間のある時に、是非お試し下さい。

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