第14話 紅茶と服装
今回のお題は、紅茶を給仕する人間の衣装についてです。
私は時々、都内のレンタルカフェを借りきってのお茶会(カフェイベント)を開催したりしているのですが、その時の服装が、ワイシャツにネクタイ・ベストにスラックス・しっかり磨いた革靴、というのが通常の給仕服なんですね。
で、以前から色々な方々から似たようなお言葉として、「もっとラフな服装で紅茶を給仕した方が、楽なのでは?」という旨のお言葉を頂いております。
これについてなのですが、出来れば私は、上記のようなキッチリした服装で臨みたいのですよ。
何故かと言うと、紅茶に限らず様々な食事・飲み物は、その場の環境によって味が変わってしまうからなんです。
良い例ではありませんが、ティーポットの中身は同じ紅茶でも、給仕する人が『黒執事のセバスチャン』の場合と『髪ボサボサ・タヌキ腹・ネクタイもキチッと結んでいない男性』では、必然的に印象が違ってきてしまい、それが味にも影響する訳です。
居酒屋でフランス料理を出されても美味しく感じられないでしょうし、フレンチレストランで浜焼きなんてしたらムードぶち壊しでしょうしね。
私はセバスチャンのようなイケメンではないですから、せめて服装や髪型だけはちゃんとしたものにしたくって、オールバックにワイシャツネクタイ・ベストにスラックスなんて服装が標準装備になってしまってる訳なのですわ。
『紅茶は雰囲気で飲むもの』なんていう言葉もありますし、ちょっとした事で美味しく召し上がって頂けるなら、その努力は惜しみませんよ。
そんな訳なので、私がお茶会やカフェイベントをする時にはそういう服装で臨みますので、宜しくお願い致します。なお、たまにネクタイの結び方が変わったモノになってる時がありますので、ちょっと注目して頂けると有り難いかと。
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