第4話 アイスティーの利点・欠点

 さて今回は、アイスティーについてのコラムです。紅茶を冷たくすると、どういう利点・欠点があるのでしょうか。





 まずは利点から。


 ひとつは、『タップリ飲める』という事。


 熱々の紅茶だと、そこまでの量を飲めませんよね。アイスティーにする事で、より多く飲める訳です。そのため、水分を多くとって、カフェインの効果で排泄する『体内の水分の入れ換え』が出来る訳です。そのための副次的な作用として、老廃物も一緒に外に出してくれるという、一石二鳥な働きもしてくれる訳です。


 もうひとつは、冷たくして美味しい副材料との相性が良い事です。


 例えばフルーツ、特にレモンは皮に含まれるオイルが苦味の原因になるので、通常の熱々の紅茶では取り除きます。ですが香りの強い部分ではあるので、アイスティーには皮ごと使える訳です。


  また、冷やして美味しいお酒と合わせる事で、オシャレなカクテルとしても使える訳です。アイスティーには、無限のアレンジの幅があるのです。





 欠点の方ですが、


 ひとつは、油脂との相性が悪い事。


 冷たい飲み物では、舌の上に残るスイーツや食事の油脂分がちょっと固まってしまうらしいので、充分に洗い流せないようなのです。口の中をサッパリさせるには、ちょっと充分では無いかと。


 もうひとつは、冷やす事で香りや味がぼやける事です。


 普通のジュースを思い出してもらえるとわかると思いますが、ぬるくなったジュースって甘ったるくて美味しくないですよね。

 味覚は、冷たい飲み物の味には鈍くなるので、どうしても紅茶本来の味も感じにくくなります。

 また香りの成分も、熱で揮発するものが大半ですので、冷やすと香りも弱くなります。





 こういった利点・欠点がありますので、合わせるスイーツも色々と考えてチョイスしましょう。


 また是非、茶葉から淹れたアイスティーを召し上がって頂きたいです。ペットボトルや紙パックのアイスティーには無い味わい、きっと驚くと思いますよ。

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