第2話 二つのミルクティー
さて今回のコラムでは、ミルクティーについての解説をしようかと。
皆さん、ミルクティーは好き嫌いが別れるンじゃないかと。だって、市販されているペットボトルのミルクティーは、甘いですからね。甘くないのが良いって方々も多いかと。
そんなミルクティーの常識を壊すような豆知識をご提供致しましょう。
まずミルクティーって、大きく分けると二種類あるのは、ご存知かと。通常の『ミルクティー』と『ロイヤルミルクティー』のふたつです。
これは何が違うかと言うと、作り方が違うンですね。
通常のミルクティーは、少し濃いめに淹れた紅茶に追加してミルクを注ぐモノで、専門用語だと『ティー・ウィズ・ミルク(tea with milk)』と言います。
この方法だと、飲み手の方でミルクや砂糖の量が調整出来るのが利点です。場合によっては、砂糖は抜きにすることも可能ですし、そういう飲み方も普通にやってますね。
またいまだにお茶会のネタになるのが、『ミルクが先か・紅茶が先か』。カップに先に注ぐのはミルクなのか紅茶なのか、たったそれだけで数時間は話のネタになるワケです。
もうひとつの『ロイヤルミルクティー』は、ミルクに直接紅茶葉を入れてグツグツと煮出すモノです。
専門用語だと、シチューのように鍋で煮込む所から『シチュードティー』、インド式のミルクティーなので『インディアンミルクティー』とか『チャイ』などと言われています。『ロイヤルミルクティー』は、和製英語になります。
これの重要な事は、淹れ手の作り方次第で味が決まってしまう事です。ミルクで茶葉を煮出すワケですから、ミルクの割合はかなり多くなりますし、砂糖も予め注文しとかないと甘々になってしまうワケです。
ちなみにロイヤルミルクティーのレシピは、
通常より倍量の茶葉を用意→ヒタヒタの熱湯を注いでかなり濃い紅茶を抽出→ミルクを多めに注ぐ→砂糖(マサラチャイの場合は香辛料も)を好みで投入→火にかけてグツグツ煮込む→美味しそうなクリームブラウン色になったら濾して完成
ざっくり書くと、こんな感じです。
味の調整が利かない分、ミルクの量が多いので、かなり濃厚な味わいになります。
様々な方々に、美味しいミルクティーを召し上がって頂きたいモノです。
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