第5話

ルナさん曰くルナさんが職業やらステータスなどを鑑定しているらしい


なんでも教会に所属するものにそういったスキルを付与されるそうだ。生まれた子を祝福するときに行うらしい



話は早い!

早速俺のことも鑑定してもらうことにした

なにやらルナさんが頬を染めながら本当にいいのかといってきたがそもそも何ができるかもわからないのだ。なにを赤く染めてるかわからないが問題なしだ。












ここは教会の一室。部屋の中央に泉がある。泉のなかには綺麗な水晶が入っていた。

そんななか生まれたばかりの格好で立つワタクシ30歳独身の男と金色の髪に修道服をきた可憐な女性。

ヤバイ手で前は隠しているがムクムクきそうだ。静まれ静まれマイサン

ルナさんは頬を染めながらも1つ咳をし聖書のようなものを持ち集中したと思ったところでなにやら唱え出した。








3分くらいたっただろうかはたから見たらかなりシュールな映像だななどと考えているとルナさんの呪文のようなものが止まった。そして水晶が輝きだした。

ルナさんがこちらを向いたニッコリ笑ってくれた。ヤバイヤバイ静まれマイサン荒ぶるなマイサン!



『では真さん泉の中に手をつけてください。水晶の色が変化します。その色によって職業がわかりますよ。』


なるほど。そういった感じかちなみに色を詳しく聞いたところ

赤 戦士

青 騎士

紫 魔法使い

緑 治癒使い

その他の色がレア職業だそうだ。過去に勇者が現れた際は金色だったらしい。異世界補正で金色とかこないかしらなどと考えながら手をつけてみた。






水晶が輝きだしたと思ったら一気に霞んだ色になった。えっとすごく霞んでいて少し緑がかった灰色のようなとてつもなく汚い色だ。あの女神めどんな職業をつけたのか。

『ルナさんこれ職業なにになるのでしょうか?』



ルナさんも複雑な表情をしている。

『始めてこのような色を見ましたが緑が少し入っているので治癒使いだと思います。正確には私にはわかりません。王都の教会本部ならたぶんわかると思うのですが、、、』


そうだよな。色の識別すら迷う汚い色だもんな。勇者や魔法使いになって異世界生活を楽しもうとしたが治癒使い(正確には治癒使いらしきもの)か周りのフォローしながら世界を見て回ろうかね。はぁ〜手鼻を挫かれた気分だ。ルナさんとお揃いなのは嬉しいけど。






まあ職業がわかったことだしステータスもみてもらうか



ルナさんにお願いするとにこやかに頷き手をかざす。するとステータスが泉の中に描かれた。


レベル1

HP 3

MP 999

力 7

耐久 5

魔力 1

速さ 999


スキル

●ヒール(霞んで見えにくいがヒールの前になにかついてるな)


アビリティ

絶対回避

絶対命中

レベルアップ時MP倍ボーナス

MP限界突破



使用可能武器

聖棍

ムチ


うん。あの負債神今度会ったら一回殴ってやろう。なんだこのピーキーなステータス俺にはぐれメタルになれというのかひたすら逃げてなんかよくわからんヒールを続けろとしかも魔力1。アビリティ強そうなのに職業と噛み合ってなさすぎだろ。異世界生活楽しもうにもこれはパーティーすら組んでもらえないじゃないか。



まじか、、楽観的にいままで生きてきたがこれはかなりヤバそうだぞ


一気にワクワク気分からあの負債神によってまた叩き落とされた

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