第4話 第一夜 カトマンズより 

 信じられないだろうが、カトマンズからこれを書いている。

日本語フォントが入ったパソコンがあるなんて驚き。

昨年はそんな物無かった。


 5時間遅れた飛行機は深夜の1時にカトマンズに着いた。

 宿に入ったのは午前2時過ぎ。

今日は一日ゆっくりして、明日バイクを借りに行こうと思う。


 ここで質問。

ここネパ-ルに限らず世界中で通用する、絶対バイクで事故らない方法って知ってるかい?


解答

バイクに乗らない事


 はぁ?あほかって答えなんだけど、結構当たっていると思う。

乗らない以上、絶対事故る事は無いわな。

 で、だ。

そんな気がする時は、予定を潰してでも乗るなって事。

その気配を察知する能力を持つのは、危険率を下げる事に

なる。これって旅する以上必要な感覚だと思う。


 だから今日は自転車を借りて街中を走ってみたんだ。


前を見ろ。

耳をすまして、背中で物を感じて。

感覚を取り戻せ。

そうでないと事故る。

 こんな感じでバイクに乗る前の慣熟練習をしたんだ。


 相変わらず、車とバイク自転車、オ-トリキシャなんかが混在して走っている。そんな中を今日は半日くらい走った。

 明日はバイクを借りて、少し街中を走ってみよう。

 昨年ちょっと不愉快な目に会った、バクタプルにでも行ってみるのも良いな。

 あの古い街並みは好きなんだ。


Hypericum


ここは空が高いよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る