第22話
「え、この問題意味わかんないやってないよね??忍??」
「もう、やってないところは出ないよ桃香ちゃん...」
やっほー!久しぶり!うちだよ!!え?桃香ちゃんだよーー!!!
「みんな忘れてるのかな??」
「どうしたの桃香ちゃん?」
「あ、うん。読者の人に?」
「読者の人??桃香ちゃん大丈夫??」
夏休み中旬。まだまだ暑さの続く中、桃香は忍宅に遊びに来ていた。
クーラーの効いた涼しい部屋の中、忍の部屋で宿題を広げて勉強会と言う名のお泊まり会を開催していた。
「もぅ、桃香ちゃん早くやらないと終わらないよ...」
「でもな〜、わからないしな〜」
「教えてあげるから、がんばろ?」
「忍〜!がんばる〜!」
「ひゃん!!もう!!おっぱい触るの禁止だから!!」
「あはは!ごめんごめん」
忍に教えてもらいながら宿題を進めていくと、ちょうどお昼になった。
「忍〜〜!お腹すいた〜〜」
「あ、もうこんな時間.....お昼どうしようかな...」
「うちなんか作ろっか?」
「...うん!お願いしてもいい?」
「なんだ今の間は」
道具を一旦片付けてからキッチンに行く。冷蔵庫の中はたくさんの食材で溢れていた。
「忍の家やばくない??なんでこんなに入ってるの??」
「親がよく食べるんだ....ごめんね、でもたくさんある方がいいでしょ?」
「う、うん...じゃあ、簡単にチャーハンと茶碗蒸しでいい?」
「すごい組み合わせ.....」
「うちが好きなものだからね!」
冷蔵庫から食材を取り出し、調理していく。
桃香は料理ができる方なので、すぱすぱと進めていった。
出来たものを部屋に持って行き、2人で食べる。
「ん〜!桃香ちゃん、とっても美味しいよ」
「勝手に色々使ったけど、大丈夫かな...」
「気にしないで?多分わからないから...」
食べ終わると、2人仲良く食器を片付ける。
2人の友達の関係が変化しているのに気付かない桃香と忍は、今日も楽しく夏休みを健全に過ごしていた。
「おっぱい鷲掴みの術!!」
「きゃん!!もぅ!!やめてってばー!!」
....健全に過ごしていた。
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