第116話 どエルフさんと行き先
【前回のあらすじ】
オーク男の結婚相手を探すという、ちょっと変わり種の依頼を引き受けた男戦士たちであった。
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「で、
「このあたりでオークの
どうだろうか、と、依頼主のオークに男戦士が
おまかせするべと彼が
「まぁ、この中で一番
「ティトさんに従いますよ」
「だぞ!!
「異論はなし、ということでいいかな」
えぇ、と、女エルフが、パーティを代表して
「とはいえ、歩いていくのはなかなかに
「キャラバン?」
「大陸を歩いて回る
時にはこうして使えるものは使うものである。
という訳で、南へと続く
幸運なことに、すぐに
「ついてるな」
「日頃の行いがよかったのね。さっそく交渉しましょう」
「――で、誰が行くんだぞ?」
「この中で一番交渉が上手な人というと。誰でしょうか?」
いや、待て、その前にやることがある、と、男戦士が
「まずは馬車に止まってもらうことだ。キャラバンの性質にもよるが、素通りされる可能性もある」
「なるほど」
「けど、止めるって、どうするんだぞ?」
「そんなの決まってるだろ――」
そう言って、男戦士は女エルフを見た。
つられて女修道士も女エルフを見た。
わけもわからずワンコ教授も女エルフを見る。
そしてオークも女エルフを見た。
えっ、えっ、なに、と、驚く女エルフ。そんな彼女の肩を、男戦士が力強く
「頼んだぞモーラさん!! 君のその
「なによ!! どエルフ力って!!」
「【キーワード どエルフ力: エッチなエルフが持っているという魅力のことだよ。1どエルフで男の
と、彼女たちの後ろでささやいたのは女修道士。
きらりと
「おいこら、なに勝手にキーワード妖精が言ったみたいにしてるのよ、コーネリア」
「いや、だって、事実ですし」
「事実じゃないわよ!!」
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